こんにちは。2020年に産業用ドローンのサービス企業として世界ランキング1位の評価を得た、テラドローン株式会社(以下、テラドローン)が、また新たに、これまでの点検方法をドローンに置き換えコストカットを実現させるドローンを開発。現場にて実証が行われたとのリリースがありました。
その実証が行われたのは、自動車用のタイヤなど合成ゴムや高機能樹脂の製造・開発を行っている日本ゼオン株式会社の、日本ゼオン徳山工場。球体型タンク内部の目視点検を効率化すべく実証実験が行われています。
タンク内部の鮮明な画像による目視点検でコストカット実現
実証の対象となった球体型のタンクですが、法律で目視検査が義務付けられていることから定期検査は必須です。通常は検査員によるマンパワーで検査を行っているようで、その方法としてはタンクの内部を空っぽにした上で、検査員が作業できるように足場を組む必要があります。
出典:Terra Drone
そのために定期検査を行うには時間的コストも金銭的コストも負担が大きいものでした。やはり足場を組む以上コストが大きくなってしまいます。また、コスト面だけでなく作業面から見ても検査員が足場に登って作業を行うので、落下事故の危険性もあり、安全面での課題もあります。
そこで今回テラドローンは、その球体タンク内の目視点検用のマイクロドローンを活用した実証を行いました。
出典:Terra Drone (マイクロドローン)
実証の結果、足場を組んだ状態でした確認できなかったタンク内の高所の目視点検ができ、目視と同等の精度で点検が可能なことが確認できたとのことです。
出典:Terra Drone
定期点検で目視点検ドローンの活用が一般的になることで、足場仮設が不要となり、コストカットや大幅な検査期間の短縮を図れる他、安全性も高まることで、労働衛生環境の向上に繋がることが期待されます。
□Terra Drone株式会社
Terra Drone、日本ゼオン徳山工場向けにドローンによる球体タンクの目視検査の実証実験を実施
リリース記事:https://www.terra-drone.net/blog/page-10134/
この件へのお問い合わせ
Terra Drone株式会社
TEL:03-6419-7193
Mail:prterra-drone.co.jp