京都府内某団地の赤外線調査

sugitec

複数棟の赤外線撮影調査

昨日は赤外線調査のサーモカメラ撮影のため、現場である京都府内の某団地に行ってまいりました。また急に寒くなり、特に昨日は風の方も強く日差しも少なかったので撮影が困難になると思われましたが、何とか天気の方も味方してくれて無事に調査撮影の方ができました。そちらの模様を少しご紹介いたします。

赤外線外壁診断

赤外線診断のしくみ

赤外線診断とは

当HPの赤外線調査のページ内にもございますが、上記図のように外壁モルタルやタイルなどの内部に剥離が生じ、空気の層が存在していると考えられる場合に太陽などの熱で暖められた空気の層は、他のタイルなどの部分よりも必然的に温度が高くなります。

その温度変化が起きている状況を赤外線サーモカメラで撮影することにより、剥離・浮きのある場所が特定できるしくみとなっています。赤い部分が一番高温になっている部分となり、そこが丁度浮きのある部分と考えられます。

ただ単純に赤い部分は全て浮きなのかというと、そういうことではなく、そこは長年の経験による分析力が必要になるところでもあります。赤外線カメラでの撮影はしようと思えば誰でもできますが、大事なのは劣化を正確に見分けるな分析力です。

便利な一方で天候に左右されやすい面も

従来の全面打診調査から考えると遥かに早いスピードで調査ができ、メリットも多い調査方法ですが温度変化が肝になるので温度差が少なくなる状況(雨が降っている場合や曇り・強風など)ではうまく温度差の変化部分を検知しにくいために、調査ができないといったことがあります。

その他、カメラの撮影距離や画角の問題もありますがそれはここでは置いておきます。様々な診断方法がある中で当然それぞれにメリットデメリットはありますが、赤外線診断は近年でもおすすめできる1つの有用な診断法です。

外壁温度の計測

外壁に取り付けられたこちら、これが温度の計測器です。外気温度と壁面の温度を計測し両温度の温度差を測ります。

温度情報の管理

温度の情報はノートパソコンで出力・管理。サーモカメラと共にノートパソコンも欠かせません。

こちらは作業中の雰囲気(動画)になります。

ここでちょっとお知らせ

お知らせ

このスギテックのホームページとは別に、赤外線調査のみをご紹介するページを現在鋭意制作中です。赤外線調査のお問い合わせや、赤外線調査での検索ワードから弊社にこられる方向けに、シンプルに見ていただけるものになる予定なので公開後は是非チェックしてみてください。

またスギテックでは同業界の方はもちろん、まだこの業界・仕事を知らない方、若い世代の方にもスギテックでおこなっている仕事やスギテックでの仕事に対する業界への考え方など、中には業界以外のことも交えながら、ブログはもちろんホームページの展開などこれからもどんどんと発信をしてまいりますのでどうぞお付き合いください。

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