はじめに
遠路、鹿児島より「技術の種」を求めて
2026年4月6日から7日にかけて、スギテック本社および園部校舎は、特別な熱気に包まれていました。
遥々、鹿児島からお越しになられたのは、株式会社 南防の皆様。
「鹿児島の建物を守るために、新しい技術を吸収したい」という熱い想いを受け、赤外線カメラによる外壁調査の合同研修を開催いたしました。




南国のプロフェッショナル集団
今回お越しいただいた南防様は、鹿児島という非常に過酷な環境下で、長年「建物の長寿命化」に尽力されている防水のスペシャリスト集団です。
鹿児島といえば、美しい桜島。しかし建物にとっては、特有の降灰や高温多湿な気候が大きなダメージ源となります。南防様は、まだ一般的ではなかった時代から「ウレタン防水」を普及させ、さらには「施工後10年間の無料定期点検」という、同業の私たちから見ても驚くべき手厚いアフターフォローを実践されています。
「お引き渡ししてからが品質である」
この南防様の哲学は、私たちスギテックが大切にしている「建物の健康診断」の精神と深く共鳴します。だからこそ、今回の研修は単なるレクチャー以上の、非常に濃密な技術交流の場となりました。
実践!赤外線カメラ撮影レクチャー in 園部

研修のメイン舞台となったのは、廃校利用の園部校舎です。
ここでは、最新の赤外線カメラを用いた外壁調査の実践トレーニングを行いました。
赤外線調査は、建物を傷つけることなく内部の「浮き」や「劣化」を可視化できる画期的な手法です。
しかし、ただカメラを向ければいいわけではありません。

太陽光の当たり方による温度変化の読み取り
撮影角度や距離による撮影法
現場環境に合わせた最適な機材選定
などなど…
私達が長年の現場経験で培ってきたノウハウや撮影のコツを南防の皆様に惜しみなくお伝えしました。
南防の皆様の鋭い質問の数々。その真摯な姿勢に、教える側の私たちスタッフも自然と熱が入ります。
防水から「予防保全」のトータルケアへ
南防様は現在、防水工事だけでなく、耐震補強や土木工事など、社会インフラを守る幅広い領域へと事業を拡大されています。
今回、彼らが「赤外線調査」を学びに来た理由。
それは、これまで培ってきた防水技術に「科学的な診断技術」を掛け合わせることで、鹿児島の皆様により高い安心を届けるためです。
「壊れてから直す」のではなく「壊れる前に予兆を見つける」。
この予防保全の文化を鹿児島の地に根付かせようとする彼らの挑戦は、まさに社会貢献そのものです。
おわりに
鹿児島の空に、技術の伝播を祈って
2日間の研修を終え、京都を後にする南防の皆様の背中には、確かな手応えと新たな技術への自信が漲っているように見えました。
京都で学んだ赤外線調査の技術が、鹿児島の過酷な環境下で建物を守る「盾」となり、多くの人々の暮らしを支える一助となることを、スギテック一同、心より願っております。
南防の皆様、2日間本当にお疲れ様でした!共に切磋琢磨できるパートナーとして、これからも日本の建物の未来を、北と南から支えていきましょう。
■リソース・参照元
実施イベント:企業間合同研修(2026/4/6-4/7)
研修場所:株式会社スギテック 本社・園部校舎
ゲスト企業:
株式会社 南防
https://nanbou.co.jp/