東京建物×PXDTが新型コロナ対策の第2弾を発表

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記事のポイント

・東京建物株式会社(以下、東京建物)と、ピクシーダストテクノロジーズ株式会社(以下、PXDT)とは、新型コロナウイルス対策として、PXDTのコロナ対策ソリューションのmagickiri™(マジキリ)の導入に合意した。

・magickiri™とは、コロナ対策のBCPソリューション。これまで各事業者の自主判断になっていた「何の感染症対策をどこまで実施すべきか」を、可視化し科学的な判断を可能にすることで、オフィスや店舗、建設現場などの働く場において、感染症への安心・安全性を高めリスクを抑えることができる。

東京建物本社ビルにてコロナ対策BCPソリューションmagickiri™を活用し空気の流れを可視化


出典:東京建物(左:PXDT代表取締役CEO 落合陽一氏、右:東京建物取締執行役員 小澤克人氏)

東京建物とPXDTは、2020年6月よりPXDTの有する空間開発技術の「KOTOWARI™」を活用した、オフィスワーカーの生産性を向上させ得る施策のデータ分析・可視化する共同研究を行っている。この研究は、昨今、IT技術の活用によるDX(デジタルトランスフォーメーション)が様々な分野で進んでいる一方、「フリーアドレスを導入する」「仕事の合間にフィットネスを利用する」「オフィスを緑化する」などが、オフィスワーカーの知的生産性向上に寄与するとされるが、実際に向上しているかをデジタル化する取り組みは進んでいないことから、このデータ分析・可視化を行う研究となる。

これに続く共同での取り組みの第2弾として、東京建物の本社ビルにおいてPXDTのコロナ対策のBCPソリューションである「magickiri™」のplannning機能を活用し、オフィスビルの空気の流れを可視化することで、感染症安全性を評価、改善する取り組みを実施するとのこと。


出典:東京建物

一般的なオフィスビルでは、窓を閉鎖し外気の取り入れを含めた温度調節と換気を行っているが、東京建物が毎年実施しているアンケート調査では、コロナ禍においての換気に関する問い合わせが多く寄せられたという。

そこで東京建物では、お客様が従業員の感染に不安を抱えているという状況に手を打つべく、換気・空気の流れを可視化することができるmagickiri™を、東京建物の本社「東京建物八重洲ビル」に導入し、まずは自社オフィスで空気の流れを可視化し、感染症への安全対策の検証を行う。

今後も開発するオフィスビル等においても、このmagickiri™の導入を検討し、新たな入居者に対し感染リスクの低いフロアプランを用意し提案する等の計画もしているとのことだ。

magickiri™の機能

「magickiri™」は、「Planning(プランニング)」と「Monitoring(モニタリング)」の2つの機能を持った、コロナ対策のBCPソリューションだ。オフィスや店舗、建設現場など働く場において、感染症への安心・安全性を高めリスクを抑えることができる。


出典:東京建物

この度、東京建物が導入するPlannning機能は、建物の3次元/エアフローデータ等をもとにシミュレーションを行い、空間内感染リスクを診断し、その対策案まで提案するものとなっている。

その際、過去の感染事例や感染症専門家の知見を元に作成された独自の指標を利用。Planning機能により、これまで各事業者の自主判断になっていた「何の感染症対策をどこまで実施すべきか」を、科学的に判断することが可能になる。これにより内装レイアウトや換気対策、具体的に換気口や排気口、座席や間仕切りの配置や換気設備の改善が行える。


□東京建物株式会社
東京建物とピクシーダストテクノロジーズの取り組み第2弾 新型コロナウイルス対策
リリース記事:https://pdf.irpocket.com/C8804/ng2K/fHMr/aWWr.pdf

□ピクシーダストテクノロジーズ
ピクシーダストテクノロジーズと東京建物が共同で 新型コロナウイルス(COVID-19)感染リスクが低いフロアプランを提供
リリース記事:https://pixiedusttech.com/news_20210218/

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