物流ドローンと連携する地上配送用ロボット(UGV)

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記事のポイント

・株式会社スマートロボティクス(以下、スマートロボティクス)と株式会社ACCESS(以下、ACCESS)は、ドローンポートから個人宅まで配送を行う地上配送ロボットの試作機を共同開発したと発表した。

・ドローン配送において、一般的にドローンポートから個人宅までは距離が離れていることが配送無人化において課題となっているが、配送ロボットを活用することで、その間を埋めることが想定されている。

スマートロボティクスとACCESSが物流用ドローンと連携するUGVの試作機を開発

スマートロボティクスとACCESSが、ドローンポートから個人宅の玄関先までの配送を可能とする地上配送ロボット(UGV:Unmanned Ground Vehicle)の試作機を共同開発した。

地上配送用ロボット試作機の特徴

・真空パッドによる荷物の吸着機能
・UGVに搭載したカメラ映像を確認しながら遠隔操作
・最大積載量(サイズ:H200mm×W300mm×D350mm、重量:5kg)
・電源:搭載バッテリー容量598Wh、公称電圧25.2V


出典:ACCESS

物流用ドローンの配送において、一般的にドローンポートを設置できる場所というのは、空が開けた場所に制限される。そのために、ドローンポートから個人宅まではそれなりの距離がある場合が多く、この間の配送の無人化が課題となっている。

スマートロボティクスでは、これまで業務用のロボットを社会実装することで、様々な現場の課題を解決している。その経験をもとに、遠隔操作するテレワークロボットや自律走行できる搬送ロボットの開発を進めている。一方ACCESSでは、IoTおよび組み込みソフトウェア領域における先進のテクノロジーと豊富な市場実績、並びにドローンへのソフトウェア組み込みに関する経験を有している。


出典:ACCESS

両社は互いの技術とノウハウを組み合わせることで、物流領域における産業用ドローンのラストワンマイルの課題解決および新規市場開拓を実現することで、地域経済に貢献できると考えが一致したとのことで、今回の地上配送ロボット(UGV)の試作機の開発に至ったという。

両社は地上配送用ロボット(UGV)の共同研究開発を進め、物流用ドローンの社会実装におけるドローンポートから個人宅玄関先までの配送課題を解決していくという。


□株式会社ACCESS
スマートロボティクスとACCESS、物流用ドローンと連携する地上配送ロボット(UGV)の試作機を共同開発
リリース記事:https://www.access-company.com/news_event/archives/20210630/

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