広がるVR技術の波はあらゆる業界へ

sugitec
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出典:telyuka

まずこちらをご覧ください。美少女女子高生?いえ、違います。知っておられる方も多いと思いますが、こちら実写合成でも何でもない完全なる3DCGです。Sayaと呼ぶらしく、telyuka(テルユカ)というご夫婦で活動しているフリーランスユニットが製作をされているそうです。どう見ても本物の人間にしか見えないですね。最近のCG技術は凄いです。

昨年の10月にネットに公開されて以来、大きな話題になり日々ブラッシュアップされているようで、今年いよいよVRで公開されるということで注目されています。 やはり今年はVR技術が大きく注目を集めそうです。

新たなビジネス用途としてのVRの可能性
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以前に今年はVR元年になるか?との記事を書きましたが、技術の進む早さは本当に早く、ビジネス用途として様々な業界でソフトウェアが開発されています。特にVR技術は建築業界や不動産業界との親和性が高いとされており、導入が進んでいる業界の一つで実際に利用効果をあげているというニュースも多く出てきています。 代表的なところでは建設現場や不動産の内覧システム

これは現場や不動産物件などをVRデータに変換し、実際の現地と同じ環境をVRコンテンツで確認できるというもので、このメリットとしては現地の建物にトラブルがあった場合に、本部の担当者がそれをVRコンテンツで確認することで、現場を訪れることなく現場作業者と同じ目線に立てるということです。

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平面図や3D図面データとは全く異なり、まさに現地の空間を実際の尺度で確認出来ることで、トラブルの際の意思疎通がよりスムーズにできますね。

最近では色々なVR機器が登場してきていますが、一番身近なスマホでも簡易的にですがVRを体験できます。不動産業界ではリフォーム工事の際のデータをVR化し、それを顧客に渡すことでスマホで手軽にビフォーアフターを確認できるという試みもあるようです。

ハードルも徐々に下がってきている

VRを活用しようとすると問題になってくるのが元データの形式。建設業界などではCADデータが多く利用されている為にCADデータを元にVR化するというパターンのは多いようですが、当然CADを利用していない企業も多いのが現状です。


出典:ZENRIN

そこでカーナビなどの地図情報で有名な「ZENRIN」が、自社の3D地図資産を手軽にVRコンテンツ化できる地図データの提供を開始しています。今のところ東京23区と大阪市内、政令指定都市中心部の対応のようです。

建設業ではこのデータを活用してソフト開発をおこない、周辺環境の兼ね合いや設計・施工のシミュレーション、関係者間の合意資料として利用されているということです。

事前確認できる要素が大きなメリット

色々と出てきているVR技術ですが、どの技術にしてもメリットとして多くあるのは、リアルな事前確認ができるという部分であると言えます。危険回避の為の確認、現場作業箇所の確認、工事完成まで流れの確認などから、資材の置き場ひとつにしてもより効率的な作業ができるように、事前に考えることができるというところが大きいでしょう。

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今年はVRの時代が来る、と言われていても大きくはエンターテインメント分野が目立ちがちで、今いち自社のビジネスには関係ないと思われがちな所はあると思いますが、マーケットはここ数年で急速に拡大すると言われています。革新的な技術としてまだまだ出始めで手探りな今だからこそ、アイデア次第では先駆者になれる可能性もあると言えます。

スギヤマ
スギヤマ

意思疎通などはスムーズにいかない場合、工事のスムーズさを欠いたり余計な時間を浪費してしまう部分もある。そういった部分が解決でき、工期が短縮される等の恩恵がでるのであれば、十分にVR技術利用のメリットがあると言える。

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