景観の悪さを逆手に取った海外のセンス。

sugitec

いよいよ改修工事が始動しています

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先日にご紹介した某マンションでのゴンドラ・養生ネットの設置も無事に完了し、今は調査・改修の工程に入っている現場です。二人体制で打診棒で調査を進めております。これからが改修工事の本番。事故のないように細心の注意を払って作業を進めていきます。 海外のオシャレな現場景観

海外ではもはや当たり前なのでしょうか?養生ネット・シートの関係で、数年前から面白い試みがされているのを目にしましたのでご紹介。

これ、何に見えますでしょうか?もはや巨大な建物かオブジェにしか見えませんが、れっきとした足場の養生シートなのです。日本の工事現場のものとは似ても似つかないこだわりようですね。

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出典:http://asakolon.exblog.jp/1742825/

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出典:http://asakolon.exblog.jp/1742825/

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出典:http://gogo-genbasheet.com/building-wrap/

ここまでくるともう、パッと遠目に見ても建物にしか見えません。

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出典:http://www.kanbando.jp/2014/0728161551.html

一見すると建物のようにしか見えませんが…近づいてみると薄っすらと足場が透けて見えるのが分かると思います。

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出典:http://www.kanbando.jp/2014/0728161551.html

もはや立派なオブジェに近いです。観光客もまさか工事中とは気付かないくらいのこだわりようですね。海外、特に欧州などの観光地では街並みそのものが観光資源として大切にされており、築数百年の建築物も丁寧に補修改修がおこなわれています。

古い建物も大切に長く長く使い続けていく。この辺り、日本とは建物に対する考え方の違いでしょうか。そのような意識の違いからなのか、海外では例え改修工事をおこなっていても景観を大事にし、観光客を喜ばせるような試みがなされているように思います。

日本でもたまにプリントされた養生シートは見かけますが、一部に広告などを入れた程度のものがほとんど。ここまでのクオリティのものはまだまだないのではないでしょうか?昨年の3月に着工から約6年の工期をかけておこなわれた姫路城の改修工事が完了しましたが、その際は下の写真のような状態でした。

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出典:姫路城が見える風景写真

いかがでしょう?味気ないと思うのは私だけでしょうか?長い工期で観光客に対して色々とできることはあったのではと、海外の事例をみた後は思ってしまいます。勿論、目立つことをすることで諸問題が出てくる可能性がある、というのもあると思いますが…それも文化の違いでしょうか。

そういえば私事になりますが、このシートがまだ仮設されていない時に改修工事中だということを知らずに姫路城を見に行ったことがあるのですが、城の所々に足場があることに非常にがっかりしながら、足場がそびえる姫路城をバックにゆるキャラのしろまるひめと記念撮影したのを思い出しました。
なかなか良い動きしてましたね笑

↓ 姫路市公式キャラクター しろまるひめ

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出典:しろまるひめ公式ウェブサイト

場所に寄りけりだとは思いますが観光地など、特に日本でも歴史的町並みや建造物がある観光地は多いので、海外のような試みが業界で一般的になれば、様々なアイデアで建築現場のイメージもガラッと変えていける力も秘めているのではないかと思います。

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