メーカーの違うロボット同士でもOK。大成建設のロボット統合管制プラットフォーム

sugitec

概要

大成建設株式会社(以下、大成建設)は、施設の中で多用な目的で稼働しているロボットを一元管理できるロボットの統合管制プラットフォーム「RoboHUB」を開発した。

このプラットフォームはロボットのメーカーに関係なく、建物内で稼働しているロボットを稼働させ、建物設備との連携も可能にする。

各メーカーのロボットと建物設備を連携。まず病院施設で運用開始

ロボット技術の発展が著しい昨今、オフィスビルや商業施設、病院など、日頃から利用者が多い施設での搬送・案内・清掃・警備などのサービスを提供するロボットの活用が期待されている。

しかし、現状の課題として、清掃ロボットはメーカーA、案内ロボットはメーカーC、というようにそれぞれ異なるメーカーよりリリースされているロボットを、施設内で同時に稼働させようとした際、ロボット同士が接触してしまうという懸念がある。

また、エレベータや自動ドアなどの設備との連携も難しくなることから、ロボットの本来の性能や稼働範囲を限定して使用せざる得ない場合があったという。

このような背景から、大成建設では異なるメーカーのロボットでも一括管理でき、かつエレベーターなどの設備との連携も可能にするプラットフォーム「RoboHUB」の開発に至った。

資料:大成建設 URL:https://www.taisei.co.jp/about_us/wn/2022/220606_8778.html

プラットフォームは大きく5つの機能がある。

1)ロボットと建物設備を統合接続することによる連携機能。これはロボットの制御システムと、エレベーターや自動ドアなどの設備を統合接続で連携することで、施設管理者がロボットと建物設備を一元管理できるものだ。

2)施設内の全てのロボットの稼働状況を一元的に管理・可視化できる機能。

3)異なるメーカーのロボットの同時走行を管理。交差点や狭い通路での優先走行を管理したりエレベータとの連携も可能。

4)災害時における緊急停止。これは火災検知器や地震速報など、建物から得られた緊急時情報を取得し、災害時にロボットが避難の邪魔にならない場所で緊急停止する機能。

5)ロボットの稼働データを分析することで、施設管理者が効率的なロボットの利用や建物設備の運用などを検討できるツールが提供される。

資料:大成建設 URL:https://www.taisei.co.jp/about_us/wn/2022/220606_8778.html

この「RobotHUB」の運用の開始に向けた実証が大成建設保有の施設で行われ、稼働状況の可視化と、複数のサービスロボットの走行管理、建物設備との連携が検証された。

結果、異なる複数メーカーのサービスロボットが施設内で同時稼働できることが確認され、プラットフォームの有効性が実証されたという。

【実証に使用された複数のサービスロボット】
中型搬送ロボット:オムロン社製、警備ロボット:ZMP社製、大型搬送ロボット:シンテックホズミ社製、小型搬送ロボット:RiceRobotics社製 等

資料:大成建設 URL:https://www.taisei.co.jp/about_us/wn/2022/220606_8778.html

今後の展開として、大成建設では2023年1月から複数の病院で「RoboHUB」サービスの提供を開始するとしている。

【複数の病院】
交雄会新さっぽろ病院、医療法人社団幸隆会 多摩丘陵病院(町田市)

参考・関連情報・お問い合わせなど

□大成建設株式会社:https://www.taisei.co.jp/
リリース記事:https://www.taisei.co.jp/about_us/wn/2022/220606_8778.html

新技術紹介
技術開発でお困りですか?

スギテックでは、DXを推進していく中で、皆様が日々抱えている課題を解決するお手伝いをさせていただきます。

「技術開発を考えているが実現できる技術なのか?」「こんなことをやりたいと思っているが、費用は大体いくらかかるのか?」等、気軽に相談や見積もりができる所をお探しの方は、是非お気軽にお問い合わせください。

SUGITEC|建設業界の最新技術紹介
タイトルとURLをコピーしました