概要
総合建設機械レンタルの株式会社アクティオ(以下、アクティオ)は、AIカメラで熱中症のリスクを判定する「カオカラ」のレンタルを2024年5月20日(月)から開始というリリースニュースをお届けします。
熱中症リスク判定AIカメラ「カオカラ」
「カオカラ」は、顔や肌の研究開発実績に強みを持つメーカー、ポーラ化成工業と、ヘルスケア領域でのデータ分析・テクノロジー開発に強みを持つテック企業DUMSCOの共同開発で生まれた熱中症予防判定カメラです。
タブレットで利用者の顔を撮影し、情報取得をすることで、熱中症リスクを4段階で判定・表示します。建設現場においては熱中症を予防することにより、労働者の負担を減らし、安全な現場運営が可能になります。
今年の夏は昨年同様、エルニーニョ現象や地球温暖化の影響で猛暑になると予想されています。
現在、酷暑労働が多い建設現場での熱中症被害は多く、それらを予防することは企業にとって喫緊の課題となっています。
また、2024年4月に施行された時間外労働に制限をかける「働き方改革関連法」により、企業は限られた時間や作業員数での現場運営を求められており、労働者の体調管理は現場運営において重要な課題になっています。こうした状況から、建設現場での熱中症から労働者の健康と安全を守るため熱中症リスク判定AIカメラ「カオカラ」のレンタルを開始いたします。
アクティオは今後も「レンサルティング」のノウハウを活かし、労働環境を改善するサービスや製品を提供していきます。
「カオカラ」特長
①顔解析AIにより顔画像から推定される体調状態(疲労、寝不足、紅潮、発汗、体調不良など)を判定
②端末が設置されている現場の外環境の暑さ指数(WBGT)の情報取得
③上記の①②を掛け合わせた独自判定ロジックで熱中症リスクを提示
※本商品は熱中症のリスクを推定する機器です。実際の体調状況による判断が必要です。
タブレットを設置するだけ
危険度を4段階で表示
数千枚の顔のパターンと当日の環境で個人危険度を4段階で表示します。
▼「カオカラ」についてはこちら
https://www.aktio.co.jp/products/model/s/300373/
こちらの商品は、2024年5月22日(水)から24日(金)まで幕張メッセで開催される「第6回 建設・測量生産性向上展CSPI-EXPO2024」に出展いたします。
資料引用:アクティオ
おわりに
ここで、株式会社ウェザーニューズが今年2月に公開した「春夏の小売需要傾向2024」の資料を引用します(https://jp.weathernews.com/news/46069)。
春夏の気象見解
春(3〜5月)はエルニーニョ現象や地球温暖化の影響で、地球全体で大気の温度が高くなる見込みです。加えて、偏西風が日本付近で平年より北よりを流れる傾向のため、南からの暖気が入りやすくなります。このため、春の気温は全国的に平年よりやや高い〜高い予想で、暖かい春になりそうです。夏(6〜8月)も地球温暖化の影響で、北半球全体の気温が高い状況が継続し、気温が高くなりやすい状態が続きます。また、インド洋の海面水温が高い状態が続きます(①)。
この影響で、夏の前半までは南シナ海~フィリピン近海で高気圧が発生しやすく、対流活動が不活発な状態が続いて(②)、太平洋高気圧の西(沖縄方面)への張り出しが強まる傾向です(③)。
さらに、夏の後半にはラニーニャ現象が発生する可能性があり(④)、南シナ海を中心に次第に対流活動が活発化することで(⑤)、太平洋高気圧の北への張り出しが強まる見込みです(⑥)。これらの影響で全国の気温は平年よりやや高い〜高く、また、梅雨明け以降は晴れて暑い日が多くなる予想です。なお、チベット高気圧の張り出しは平年よりも弱い傾向なので、太平洋高気圧と重なってダブル高気圧となる頻度は低い予想ですが、張り出しが強まるタイミングでは猛暑に注意が必要です。
株式会社ウェザーニューズ 「春夏の小売需要傾向2024」より
このように、長期予測とはいえ、激動する地球温暖化は年々進行しています。
現場の熱中症対策を十分に対策を敷くことが施工管理の一環です。本日も無理なくご安全に。
参考・関連情報・お問い合わせなど
□株式会社アクティオ
リリースニュース:
https://www.aktio.co.jp/news/2024/0515.html
エンジニアリング事業部 通信計測部
TEL: 03-6666-2329