アンドパッド 建設業に特化した請求書買取型資金化サービス『ANDPAD早受取』β版をリリース

sugitec

本日はクラウド型建設プロジェクト管理サービス「ANDPAD」を運営する株式会社アンドパッド(以下、アンドパッド)は、建設業における慢性的な資金繰り課題の解決に向け、請求書買取型の資金化サービス「ANDPAD早受取」のβ版を発表というリリースニュースをおとどけします。
また、リリースを記念し、初回申請者向けキャンペーンを実施中とのこと。

請求書買取型資金化サービス『ANDPAD早受取』

背景

建設業では業界慣習上、工事を請けた後、施工から検収・請求・入金に数ヶ月かかるケースが多く、その間も材料費や人件費等、必要経費の立て替え払いが毎月発生します。特に、中小企業を中心に資金繰りが課題となっているとともに、資金調達手段も限られています。建設業ならではの「高額取引」、「請求から入金までの待ち期間の長さ」が工事を請ける中小企業を中心に資金繰り不安による受注控えにつながり、結果として機会損失となっていることは事業継続、拡大の観点で重要な経営課題となっています。

アンドパッドではこれらの背景を受けてサービス検証とプロダクト開発を進め、「ANDPAD早受取」のβ版をリリースするに至りました。 入出金サイクルに縛られずに現場を進めることができる選択肢を提供することで、建設業界の持続的発展と生産性向上を支えることを目指します。

特徴

「ANDPAD早受取」は、ANDPAD受発注を利用して発行された請求書をもとに、請求金額を早期に受け取れるオンライン完結型のサービスです。
迅速かつ透明性の高い資金調達を可能にすることで、事業者の資金繰り不安を軽減し積極的な受注や受注機会の最大化を実現するとともに、企業間取引の活性化や信頼関係の強化を支援します。

内容
対象事業者
ANDPADユーザーアカウントを保有し、ANDPAD受発注を用いて請求書を発行している事業者

利用方法
ANDPADのサービス画面から利用登録のうえ、対象とする請求書を指定し、ANDPAD早受取上で申請

支払元
株式会社アンドパッド

※早受取は株式会社アンドパッドの登録商標です。
※本サービスのご利用に際しては、所定の審査を実施いたします。審査の結果、サービスのご利用をお断りさせていただく場合がございますので、あらかじめご了承ください。
※本サービスにおけるご利用申請には、所定の上限額を設けております。
※請求書買取時に所定の利用料が発生します。

キャンペーン詳細

リリースを記念し、期間限定で初回申請者向けキャンペーンを実施中

□内容
名称:ANDPAD早受取 プレゼントキャンペーン

アカウント数:先着500アカウント

対象事業者
①ANDPADユーザーアカウントを保有し、ANDPAD受発注にて請求書を発行している事業者
②ANDPAD早受取のご利用が初めての事業者

実施期間
2025年4月14日(月) 18:00 〜 2025年5月16日(金) 18:00

特典
特典1:初回申請分のサービス利用料が無料
特典2:Amazonギフトカード1万円分をプレゼント

※先着数に達した時点で本キャンペーンは終了となります。
※法人・個人事業主を問わず、各事業者の初回申請分のみ対象になります。
※期間内に複数回申請した場合は初回分のみが対象になります。
※すでにアカウント登録を完了されているが、未申請の事業者も対象となります。
※該当の申請が承認され、申請者指定の振込先口座への着金が完了次第、条件達成となります。
※該当の申請の精算確認が出来次第、特典2を発送します。

資料引用:アンドパッド

おわりに

建設業における、工事請負から入金までの長いサイクルが根強く残っている背景には、複合的な要因が絡み合っていると考えられます。

□建設プロジェクトの特性とリスク

高額かつ複雑
建設プロジェクトは単価が高く、様々な工程や専門工事が組み合わさるため、非常に複雑です。発注者(施主や元請け)は、巨額の投資に見合う品質や仕様が確実に実現されるかを懸念します。

後払いによる品質担保
施工が完了し、設計通りに仕上がっているか、瑕疵がないかなどを確認(検収)してから代金を支払うことで、発注者はリスクを軽減できます。もし先に全額支払ってしまうと、施工不良があった場合の修正交渉や費用回収が難しくなるためです。

出来高払いと保留金
多くの契約で、工事の進捗度合いに応じた「出来高払い」や、最終的な完成・引き渡し後に一定期間支払いを保留する「保留金」の仕組みが採用されています。これは発注者側から見れば、工事が計画通りに進んでいるか、最終的な責任が果たされるかを確認するためのリスク管理手法です。

□業界構造と力関係

元請けと下請けの関係
特に中小の専門工事業者(下請け)は、大手ゼネコンなどの元請けから仕事を受注することが多くなります。元請けは発注者との契約に基づいて支払いを受けますが、その支払い条件(例:数ヶ月後)が下請けへの支払い条件にそのままスライドされることが一般的です。元請けは発注者との交渉力を持ちますが、下請けは元請けに対して立場が弱くなりがちで、不利な支払い条件を受け入れざるを得ない状況があります。

新規参入の難しさ
建設業界は専門的な技術や経験、許認可が必要であり、新規参入が比較的難しい業界です。このため、既存のプレイヤー間での慣習が維持されやすい傾向があります。

□資金の流れと会計慣行

キャッシュフローのずれ
発注者側も、プロジェクト全体の予算管理や自社のキャッシュフローに合わせて支払い計画を立てます。巨大なプロジェクトでは、支払いが年度をまたぐこともあります。この発注者側の都合や会計慣行が、支払いサイトの長さに影響を与えます。

業界全体の慣習化
一度確立された「検収後に請求、数ヶ月後に支払い」という流れが、業界全体で当たり前の慣習として定着しています。新しい取引先が現れても、既存の商慣習に合わせることが求められることが多く、抜本的な改革が進みにくい状況です。

□契約の複雑さと交渉

契約条件の交渉
建設工事請負契約は非常に詳細で複雑です。支払い条件も契約時に定められますが、特に中小企業が自社に有利な支払い条件を交渉することは難しい場合があります。

これまでの慣習を動かしていくためには、発注者、元請け、下請けを含む業界全体の意識改革、支払い短縮に向けた取り組みや、今回のリリースニュースされた「ANDPAD早受取」の内容にあるようなファクタリングの資金調達手段の活用は業界へ円滑に資金が循環する環境を形成していく起点になるのではないでしょうか。

※ファクタリングとは、会社が持っている「売掛金」(=まだ回収していない売上代金)を、ファクタリング会社と呼ばれる第三者に買い取ってもらい、その代金として現金を受け取る資金調達方法


「ANDPAD早受取」に関するお問い合わせ先
□株式会社アンドパッド 

ANDPAD早受取 担当窓口
リリースニュース:https://andpad.co.jp/news/8865/
会社HP :https://andpad.co.jp/
TEL:03-6800-6014
E-mail:info@andpad.co.jp

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