メタラボ 石綿事前調査システムで物件(建物等)単位での階層管理を実現!

sugitec

建設・解体業界の現場目線で業務DXを推進する株式会社metalab(以下、メタラボ)は、石綿(アスベスト)事前調査システムで、業界ではじめて、物件単位での調査履歴を階層構造化し、一元管理できる管理機能を2025年6月より提供開始しているというリリースニュースをおとどけします。

同一物件の履歴を“資産”として引き継ぐ、現場主導の革新機能

※[業界初]…2025年4月自社調べ(同業他社製品の機能を調査いたしました)

業界初の物件単位での階層管理と従来型の違い

従来型:工事案件ごとの管理 → 履歴の継承が困難、再調査・重複調査が頻発

本機能:物件単位での管理  → 物件単位で過去の調査結果を閲覧、現場知見を次世代へ

石綿調査の現場の生産性向上への寄与

従来、工事ごとに個別で実施されていた石綿調査は、同一建物内でも履歴の継承が困難で、再調査・重複調査が頻発していました。
今回の新機能により、建物・部屋・部位ごとの調査履歴を資産として蓄積・活用可能となり、現場の生産性向上と管理コストの削減を実現します。

石綿調査の属人化・非効率を解消する新機能開発の背景

新機能である「物件管理」機能は、次のような業界課題の解決を目的に開発されました。
■同じ建物でも調査履歴が部署や担当者間で共有されない
■担当変更や工事区分によって再調査が発生しがち
■過去の報告書や建材情報の確認に時間と手間がかかる

<本機能の特徴>

建物 > 階 > 部屋 > 部位 > 建材までを体系的にデータ登録・検索可能
担当者変更時でも調査履歴を簡単に引き継ぎ可能
所有者・管理会社ごとの物件群管理にも対応
2006年9月以降着工建物には、自動的に調査不要判定とGビズファイル・専用報告書を生成
調査不要と判断された場合でも、説明責任を果たす報告書出力に対応

活用が進む業界・現場例

■大型商業ビルやテナントビルの複数回調査の統合管理
■デベロッパー・管理会社の所有物件群の一括リスクマネジメント
■複数の調査員が在籍する組織的調査体制への履歴対応

調査時間・コストを削減しながら、法令遵守と精度の高いリスク管理を実現します!

テスト導入に協力したして頂いた企業様の声

① ビル管理業のA社の声
「工事関連フォルダから、過去の調査結果検索に時間がかっていて、結果再度調査する事態が度々あったので、この機能で解決できる」「書類管理が属人化していたので、こういう機能はありがたい。」

② リニューアル業者のB社の声
「同一ビルに何度も工事に行くのだが、その度に調査会社に依頼をしていたが、この機能があれば余計な調査をしなくて良さそう」「2006年9月以降のビルもあるのだが、登録しておくことで、2006年9月着工のお客様報告書やGビズ申請ファイルが出来るのは、着工前の業務が大いに削減出来る」

資料引用:メタラボ

おわりに

出典:JOSHRC 全国労働安全衛生センター連絡会議 2020

上記の出典からすると、日本では1950年代から1970年代の高度経済成長期にアスベストの利用がピークに達しました。しかし、英国ではそれよりも約20年早くアスベストの使用が広まっていたため、アスベストによる健康被害も英国で先行して顕在化しました。

現在、中皮腫による年間死亡者数は日本で約1,500人、英国では約2,500人弱です。
日本はピーク時に英国の約1.6倍ものアスベストを輸入していた経緯から、日本における中皮腫の年間死亡者数は今後も増加し、少なくとも3,000人を超えると予測されています。これは、データに基づいた冷静な未来予測です。

アスベストに関わる全ての人の責任
アスベストに関わる人々は、自身の健康だけでなく、建物の所有者、利用者、そして周辺住民にまで悪影響を及ぼす可能性のある重大な責任を負っています。「知らなかった」では済まされません。
しかし、これは同時に、適切なアスベスト調査とその結果に基づく適切な対処を行うことで、アスベストという社会全体が抱える大きな問題の解決に貢献できることを意味します。

国の規制強化と今後の課題
既存の建物に残るアスベストが新たな被害を生み出さないよう、国も規制を強化しています。アスベスト問題は決して過去のものではなく、現在進行形であり、今後も継続的に対応していくべき課題なのです。


参考・関連情報・お問い合わせなど

■株式会社metalab.(メタラボ)
リリースニュース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000128372.html
担当:姫野
TEL:03-6455-7333
Email:contact@kk-metalab.jp
Web:https://kk-metalab.jp/

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