ACIMUS 建物用途を問わずフロアプラン(間取り)をAIが数分で自動提案する新機能「AI自動プランニング」を発表。

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建築DXスタートアップの株式会社ACIMUS(本社:東京都千代田区、代表取締役 CEO:菊池 光貴、以下、ACIMUS)が、生成AIとの対話でBIMモデルを作成できるChatBIM「ACIMUS(アキムス)」において、建物ボリュームに対してAIが最適なフロアプラン(空間レイアウト)を自動提案する新機能「AI自動プランニング」を開発というリリースニュースをおとどけします。

建設DXを支援するChatBIM「ACIMUS」

チャット指示でBIMモデルを簡単に作成し、IFCでRevit・Archicadなど既存BIMへの連携を可能にするAIネイティブ軽量BIM

ChatBIM「ACIMUS」: 生成AIとの対話だけでBIMモデルを作成できるAIネイティブ軽量BIMクラウドサービス。新機能「AI自動プランニング」でフロアプラン(間取り)を自動生成。

ポイント

【LiteBIM】
ACIMUSでは、既存のBIMを「高機能BIM」と位置付け、前工程(企画〜基本設計)に特化した「軽量BIM」への当社独自の新たなアプローチ「LiteBIM」として展開。複雑な操作は不要で、シンプルかつ分かりやすいUI/UXにより、LOD100〜300のモデル作成を効率化。

【新機能】
建物ボリュームから、生成AIがフロアプラン(空間レイアウト)を自動生成する「AI自動プランニング」を開発。

【先行利用】
新規機能「AI自動プランニング」は、2026年春頃の正式リリースに先駆け先行利用も可能。ご興味のある企業様は、お気軽にお問い合わせください。

本機能は、生成AIがユーザーの指示に従いフロアプランを数分で自動提案します。
これにより、熟練のBIMオペレーターに依存していたボリュームスタディ・概念設計業務を、AIネイティブ軽量BIMとしてACIMUSが効率化を支援します。

2026年春頃のリリースを予定しております。ご興味をお持ちの企業様には正式リリース前の先行利用のご案内も可能です。お気軽にお問い合わせください。

AI自動プランニングによるフロアプラン自動生成のイメージ(ビジネスホテルの例)。左:建物ボリューム(外形のみ)、右:生成AIがゾーニングを踏まえて自動提案したフロアプラン。客室・ロビー・レストラン・バックヤードなど、建物用途に応じた最適な間取りをAIが数分で生成。

ChatBIM「ACIMUS」の新機能「AI自動プランニング」操作デモ。
チャットで建物用途と条件を指示するだけで、生成AIがフロアプラン(間取り)を数分で自動提案。
ホテル・マンション・オフィスなど多用途に対応。

「BIM普及の壁」—建設業界が抱える深刻な課題

「BIMを導入したが、一部の担当者しか使いこなせない」
「オペレーターに依存し、属人化が進んでいる」

——こうした課題を抱える建設会社は少なくありません。

BIM導入率は年々増加しつつも、「活用しきれていない」という声が多く聞かれます。
BIM技術者の不足は業界全体の課題であり、この「BIM普及の壁」を解消することが急務となっています。

ChatBIM「ACIMUS」とは

ChatBIM「ACIMUS(アキムス)」は、生成AIとの対話でBIMモデルを作成できるクラウドサービスです。企画〜基本設計に特化した当社独自のアプローチ「LiteBIM」により、AIネイティブ軽量BIMを実現します。
Webブラウザのみで動作し、インストール不要。設計者はもちろん、企画担当や営業担当まで、BIMモデルを作成・活用できる環境を実現します。

ACIMUSは、以下3つのコンセプトを統合した新しいBIMツールです。

【AIネイティブ】AIを後付けで搭載するのではなく、設計の根幹から生成AI(LLM)を前提に構築。
自然言語での指示がそのまま設計操作になります。

【LiteBIM】既存の高機能BIMソフトをリプレイスするのではなく、棲み分けとしてその前工程(企画・概念設計・基本設計)を担います。LOD100〜300のモデルを手軽に作成し、IFCで既存BIMへ連携します。

【ChatBIM】チャット(対話)形式でBIMモデルを作成する操作体系。専門的なBIM操作を覚えることなく、日本語で指示するだけでモデリングが可能です。

料金プラン
ACIMUS 標準ライセンス : 月額 12,000円(税抜)/ 1ライセンス(1ユーザー)

※「パース生成プラス」などの拡張機能に関してはお問い合わせください
※ 新機能「AI自動プランニング」は拡張機能として提供予定です。

ACIMUSの開発背景:「BIM普及の壁」と「軽量BIM」の必要性

建設業界では「BIMデータの活用」が推進される一方、その前段階である「BIMモデルの作成(0→1)」には、高機能ソフトの習熟と手間が不可欠です。これが「BIM普及の壁」となり、多くの企業がBIMを導入しても活用しきれないケースも少なくありません。

さらに、2024年4月から建設業にも時間外労働の上限規制が適用され、限られた人員での生産性向上が求められています。今年2026年春には、国土交通省による「BIM図面審査」が開始予定であり、BIMデータを用いた確認申請が本格化する見込みです。

こうした「0→1」の負荷を下げるため、ACIMUSは既存の高機能BIMと棲み分けし、前工程(企画・概念設計・基本設計)に特化した軽量BIMという選択肢を提案しています。

軽量BIM(ACIMUS): 
企画・概念設計・基本設計に特化。直感的な操作性でシンプルなBIM。

高機能BIM(既存BIM): 詳細設計・施工に特化。専門家向けの多機能なBIM。

この2つを共存させることで、BIMの裾野・普及拡大に貢献できればと考えています。

軽量BIMと高機能BIMの棲み分け。軽量BIMは企画・概念設計・基本設計に特化し、IFCで高機能BIM(既存BIMソフト)との連携を可能にします。

新機能「AI自動プランニング」について

ゾーニングを踏まえたフロアプランを生成AIが自動提案

通常の設計フローでは、「ゾーニング(エリア区分け)」→「プランニング(部屋配置)」と段階的に進めますが、本機能ではこれらを生成AIが一気通貫で自動提案します。
本機能では、ユーザーが指定した建物ボリューム(外形)に対し、「ビジネスホテルの1階としてロビーやエレベーターホールなどを含めてプランニングして」「分譲マンションで3LDKを6〜8戸くらいでプランニングして」などのユーザーによるチャットでの自然言語の指示だけで、生成AIがゾーニングを踏まえたフロアプラン(空間レイアウト)を自動生成します。戸建住宅、マンション、ホテル、オフィスビルなど、多様な建物用途に対応。
これにより、比較検討(オプショニアリング)に必要な複数案の作成を大幅に効率化できます。

フロアプランから「建築要素」への自動変換

提案されたフロアプラン(間取り)は、マウス操作で直感的に修正可能。確定した空間構成に対して「建築要素を設置して」などと指示すれば、チャットAIが各空間(部屋)位置を把握し、柱・壁・床・天井のBIMオブジェクトを一括自動配置します。

既存BIMソフトウェアとつながる「IFC」完全対応

作成したモデルは、BIM国際標準規格IFC形式(2×3/4/4.3)でエクスポート可能。
Autodesk RevitやGraphisoft Archicadなどの既存BIMソフトへ、属性情報を保持したままデータを引き継げます。

AI自動プランニングで生成されたフロアプラン(間取り)から、柱・壁・床・天井などのBIMオブジェクトをチャット指示で一括自動生成するデモ。直感的なマウス操作でプランを修正後、「建築要素を生成して」と指示するだけで、軽量BIMモデルが完成。

「AI自動プランニング」の今後の展望

各社の設計ルールや標準仕様を登録することで、自社向けにカスタマイズされたプランニング提案を可能にする機能拡張を検討しています。

<将来の拡張イメージ>
自社の設計ルールや標準仕様を反映したプラン提案
過去プロジェクトから類似条件を参考にしたプラン提案
企画書・要求仕様書(諸室リスト等)のインポートによるプラン提案

これにより、企業ごとに異なる設計思想や標準仕様を継承し、属人化しがちなノウハウを組織的に活用できる環境を目指しています。ご興味のある企業様は、お気軽にお問い合わせください。

FAQ

Q: 既存BIMソフトの操作経験や、高額なハイスペックPCは必要ですか?

A: いいえ、必要ありません。ACIMUSはブラウザ上で動作するため、インターネット環境があれば一般的なPCでご利用可能です。また、直感的なUIとAIとの対話で操作できるため、専門的で複雑な操作の習得も不要です。

Q: どのような用途に向いていますか?

A: 企画・構想段階から基本設計までの「0→1」フェーズでの活用を推奨しています。LOD100〜300程度のBIMモデルを作成し、多案検討や、作成した3Dモデルからの瞬時のパース生成、既存図面のBIMモデル化などに活用できます。

Q: 作成したデータは他のソフトで使えますか?

A: はい、可能です。BIMモデルとして「IFCファイル」、CAD図面(平面・断面)として「DXFファイル」のエクスポートに対応しています。これにより、ACIMUSで作成したモデルを他のBIMソフトやCADソフトで読み込み、詳細設計に移行できます。

資料引用:ACIMUS(アキムス)

おわりに

2026年春、国土交通省による「BIM図面審査」の本格始動により、日本の建設業界は一つの大きな節目を迎えます。
これまでの「紙や2D図面を主正、BIMを副」とする時代から、BIMデータそのものが法的なエビデンスとしての重みを持つ時代へと突入しました。

この変化を目前に控え、建設企業が取るべき道は明確です。
それは、BIMを一部の専門家だけの「高度で難解なツール」に留めておくのではなく、生成AIや「LiteBIM(軽量BIM)」といった最新テクノロジーを戦略的に取り込み、組織全体の「標準言語」へと昇華させることです。

今回ご紹介したACIMUSのような、チャット形式でプランニングを自動化するAIツールの台頭は、BIM習熟のハードルを劇的に下げ、企画段階からのフロントローディングを加速させます。
審査のBIM化を単なる「コンプライアンス対応」という守りの姿勢で捉えるのではなく、AIによる自動化とデータ連携を駆使して、設計・施工の生産性を根本から塗り替える「攻め」の好機とすべきです。

テクノロジーを味方につけ、BIMを使いこなす。
その一歩が、人手不足や長時間労働といった業界の構造的課題を打破し、次世代の建設DXを切り拓く原動力となるでしょう。


【お問い合わせ】
□株式会社ACIMUS(アキムス)

リリースニュース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000152114.html

contact@acimus.com
受付時間 : 平日10:00〜19:00

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