Iot機器サービスをスマホの生体認証のみで利用

sugitec

こんにちは。本日はクラウドとIoTが関係するサービスのご紹介です。今や自動車や冷蔵庫、テレビなどの家電に至るまで、モノがインターネットに繋がっているIoT機器が世の中には溢れています。

クラウドを介したスマホの生体認証機能

基本的にはそのようなIoT機器のサービスには、それぞれで個人の認証が必要になるのが当たり前です。なので機器の数が増える程に、それぞれのIDとパスワードの管理が必要となります。便利なのは便利ですが、増え続けるIDとパスワードの管理をすることは、逆に利便性が損なわれる部分があるのも事実。

IoTサービスでなくとも、現在はスマートフォン1台で欲しいものを購入したり、様々なサービスを受けられるので、その度にID・パスワードが増え続けていて、パスワードを忘れてしまった…随分前に登録したものなので分からなくなったから新たに登録をした、などの経験をされた方も多いのではないでしょうか?

生体認証とクラウドを使うというテクノロジー

そこで富士通研究所が、スマートフォンの備えている生体認証機能と無線機能を活用し、IoT機器がクラウドを介すことで、安全かつ簡単に利用ができるという技術が開発されました。


出典:FUJITSU JOURNAL

利用シーンの例としては上記画像のような物があげられています。

①自身の自動車や、会社の業務車両、シェアードカーなどをスマートフォンで開錠、エンジンの始動をしたり、車内温度の調整なども予めおこなうことができる。

②自宅、その他ホテルの部屋の鍵をスマートフォンで開錠できる。

③宅配ボックスなど、スマートフォンで開錠し荷物を受け取れる。

④スマートフォンでセキュリティ関連の部屋などの入退室ができる。

このようなことが何故可能なのか?ですが、スマートフォンの生体認証機能を使うことで、本人の確認がとれていることと、本人がその場にいることを「クラウド」を介して証明できるからです。


出典:FUJITSU JOURNAL

この技術により、サービスを利用する側はID・パスワードを入力するということもなくなり、スマートフォンで生体認証をおこなうという作業だけで、IoT機器を介するクラウドサービスを利用できるとのことです。

ApplePayなどのスマホでの支払いや、銀行などの金融期間のアプリでは指紋認証をすることで、ID・パスワードの入力を省いていますが、それのクラウド+IoTサービス統合版というところでしょうか。

このクラウドサービスに紐付いているIoT機器のサービス限定になりますが、それぞれのサービスごとに管理する必要がなくなるというのは便利ですね。IDとパスワードの管理から開放されるのを不安ととるか便利ととるか。

生体認証で、ログイン情報を入力する必要すらないこのような利便性の高い技術は、どんどんと一般化され当たり前になってくると思われます。

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