全日本ラリー選手権第7戦 久万高原ラリー「RALLY HOKKAIDO 2025」ロッソモデロ 大東建託 GR ヤリスDAT 兼松✕山下組 JN2クラス8位、MCC4位で女性クラス1位完走!!

sugitec

2025年JAF全日本ラリー選手権第7戦

動画引用:TOYOTA GAZOO Racing

10月3日(金)〜5日(日)にかけて開催された愛媛県上浮穴郡久万高原町を拠点に2025年シーズンの全日本ラリー選手権(JRC)第7戦「久万高原ラリー」。
ラリー開催エリアで夜に降った雨は朝には止み、昼頃からは日差しがさす路面コンディションを読み切ったチームがゴールの先に広がる風景は如何に!!

♯26 ロッソモデロ 大東建託 GR ヤリスDAT の轍の記録をおとどけです。


■競技種目
スペシャルステージラリー

■開催日程
2025年10月3日(金)~10月5日(日)の3日間

■場所
愛媛県上浮穴郡久万高原町ハイランドパーク みかわ周辺
ラリースタート:久万高原町役場
フィニッシュ :ハイランドパーク みかわ

■コース概要
スペシャルステージの路面 :ターマック
総走行距離 :303.10 ㎞
スペシャルステージの総距離 : 109.76km
スペシャルステージの数 :8 本
レグ・セクションの数 :2レグ・4セクション

■コースコンディション
土曜日:雨のちくもり/ ウェット
日曜日:曇りのち晴れ/ ウェット~ハーフウェット

■エントリー車両

♯26 ロッソモデロ 大東建託 GR ヤリスDAT
 トヨタ GR ヤリス DAT RJ 車両
 Dr   兼松由奈 
 Co.Dr 山下秀

■サービス/ メンテナンス
 TEAM KANEMATSU
 岐阜トヨペット


愛媛県久万高原町を拠点に開催される今大会は、「大谷」と「大川嶺」、約13km のステージを使用し、土曜日に順走、日曜日に逆走する構成のラリーです。
どちらもロングステージのため、ほんの少しの気の緩みが大きなタイム差につながります。
「大川嶺」は、山を上り下りするコースレイアウトで、標高約1,400m の頂上付近では緩やかなコーナーが続くハイスピードセクション。一方で、ブレーキ負荷の高い区間も多く、マシンへのダメージを考慮しながら走る必要があります。
昨年までは5月開催でしたが、今年は10月開催となり、路面には苔がより多く生え、難易度の高いステージコンディションとなっていました。
セレモニアルスタートとギャラリーステージが行われたサービスパーク「ハイランドパークみかわ」には、多くの観客が訪れ、賑わいを見せました。
今大会は、MCC女性クラスのチャンピオンをかけた重要な1戦でもありました。

LEG1 (1日目)


金曜日から雨が続き、土曜日の天気は午前中まで小雨、午後からは曇り空。
雨量は多くなかったものの、午後は水が徐々に捌けていく難しいコンディションでした。
午前のSS1「大谷」では、8km 地点でリタイア車が道を塞いでおりストップ。
救済タイムが適用されました。

スタートから集中して走っていただけに悔しさもありましたが、午後は路面の変化を見ながらペースを上げていきました。
路面から水が抜けていくにつれてコンディションは良くなると思われたものの、濃霧の影響もあり、さらに難しい状況に。
それでも安定したペースで走り切り、初日をMCC5位/ 女性クラス1位で折り返しました。

LEG2(2日目)


日曜日は、土曜のステージを逆走するレイアウト。
朝は雨が降っていたものの、SS5 のスタート時点では止んでおり、前日とよく似たコンディションでした。午前は路面状態が徐々に良くなり、SS6 ではクラス4 番手タイムを記録。
昼のサービスでは、乾いていく路面を想定してセッティングを変更し、残り2本へ。
午後は路面が乾いてきたものの、全体的に滑りやすい状況が続き、集中を切らさずに走り切りました。

最終SSではクラス3番手タイムをマークし、MCC4位/女性クラス1位でフィニッシュ。
この大会での勝利により、MCC女性クラスのシリーズチャンピオンが決定しました。
今シーズンの大きな目標でもあったタイトルを達成できたことを、とても嬉しく思います。
ここまで全戦を無事に走り切ることができたのは、ご支援くださったスポンサーの皆さま、現場でサポートしてくださったチームスタッフ、そして応援してくださる皆さまのおかげです。
心より感謝申し上げます。
残る最終戦も、これまでの経験を活かし、より良い走りができるよう全力で挑みます。


■リザルト■

♯26 ロッソモデロ 大東建託 GR ヤリスDAT

エントリー台数 50 台
MCC 4位/12 台(JN2 8位/22 台)
総合 19位/50

#26 Dr 兼松由奈

久万高原ラリー、応援ありがとうございました!
この大会で、MCC 女性クラスの暫定シリーズチャンピオンを決めることができました。
今年MCCに出る目標のひとつでもあったので、本当に嬉しいです。
サポートしてくださる皆さまのおかげで、ここまで全戦完走し、着実にポイントを重ねることができました。いつも応援してくださっている皆さん、本当にありがとうございます。
久万高原ラリーは、雨と霧、そして下りの急勾配で苦手な印象が強いラリーでした。

今回も土曜はウェット、日曜は雨上がりでウェット~ハーフウェットという予測の難しいコンディション。そんな中でも、KYBの松下エンジニアにセッティングの相談に乗っていただき、苦手な路面でもこれまでよりペースよく走ることができたと感じています。
ミスもあってタイムを落とした部分もありましたが、全体を通してすごく楽しく走れましたし、久万高原ラリーへの苦手意識もだいぶ薄れました。
特に日曜日は路面も乾いてきて、納得のいく走りができたと思います。
コドライバーと相談しながらペースノートも少しずつ良くなってきていて、DAT にもだいぶ慣れ、違和感なく走れるようになっています。
リタイアが多い中、最後まで走り切れたことは自信にもつながりました。
さらに分析を重ねて、残る1 戦はもっとスピードを上げていけるよう頑張ります!
最終戦も応援よろしくお願いします。

#26 Co.Dr 山下秀

グラベルの北海道を挟み、モントレー以来、約4か月ぶりのターマックラリーとなりました。
MCC 女性ドライバークラスでは、モントレー・北海道と2位のため、王座奪還する気持ちで久万高原に臨みました。DAY1 は雨と霧で難しいコンディションとなり、リタイヤも続出するサバイバルなラリーとなりましたが、その中でも、トラブルなく、しっかり走り切ることができ、MCC クラス5位・女性クラス1位で折り返すことができました。
DAY2 は早朝の雨により、天候は回復し、霧は出なかったものの、刻々と変化する路面に対応する必要がありました。DAY1・DAY2 ともに難しいラリーでしたが、MCC クラス4位・女性クラス1位でラリーを終えることができました。

暫定ではありますが、今シーズンの目標「MCC 女性ドライバークラスチャンピオン」も今回で決めることができ、嬉しく思っています。
ここまで支えてくださった、チームの皆さんをはじめ、スポンサー様、ファンの皆様、本当にありがとうございます。
次戦、ハイランドマスターズが2025 年最終戦になります。
兼松選手の地元でもありますので、最後まで上位狙って頑張ります。引き続き応援よろしくお願い致します。ありがとうございました。

次節、JAF全日本ラリー選手権 第8戦

2025年JAF全日本ラリー選手権 第8戦
「第52回 M.C.S.C. ラリーハイランドマスターズ 2025 supported by カヤバ」
日 程:2025年10月17日(金) ~ 19 日(日)の3日間
場 所:岐阜県高山市周辺

M.C.S.C.ラリーハイランドマスターズ
2023年JAF全日本ラリー選手権 第8戦

□今年で52回目全日本ラリー選手権屈指の長い歴史を持つハイランドマスターズ
兼松選手のホーム、「飛騨の小京都」としても知られる岐阜県高山市が舞台。
SS総距離約90km、12本のステージを計画しており、サービスパークはこれまで同様、高山市位山交流広場に設置。ひだ舟山リゾートアルコピアでは、18日と19日に2回ずつ、計4回のギャラリーステージが行われる予定です。
また、ファンからも好評の高山市中心部(高山駅東口や高山陣屋前)のリエゾンや、高山市役所でのセレモニアルスタートは今年も実施されるとのこと。
国の重要伝統的建造物群保存地区でもある古い街並みや、朝市をまわりつつラリーカーを眺めるのもオススメです。

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