建設・土木構造解析ソリューションを提供する株式会社マイダスアイティジャパン(以下、マイダスアイティジャパン)は、自社の3次元構造解析・耐震設計プログラム「MIDAS CIVIL NX」を活用した既設橋梁の耐震診断から補強工法の検討までを実務ベースで学べるセミナーを開催というリリースニュースをおとどけします。
3次元構造解析・耐震設計プログラム「MIDAS CIVIL NX」

セミナー概要

MIDAS CIVIL NX
近年、日本各地で老朽化した既設橋梁に対する耐震性の確保は重大な課題となっており、レベル2地震動を対象とした耐震診断や補強工法の検討は、実務において不可欠な業務となっております。
そのため、効率的なモデル化から動的解析を含む精度の高い耐震診断、さらに免震支承や巻立補強などの補強工法の効果検証まで、一連の検討プロセスを理解することが必要です。
本セミナーでは、土木構造分野の3次元構造解析・耐震設計プログラム「MIDAS CIVIL NX」を活用し、既設橋梁を対象とした耐震診断から補強工法の検討まで、実務に直結する橋梁検討フローを体験いただけます。
■こんな方におすすめ!
・橋梁や土木構造物の耐震設計をご担当の構造技術者・解析技術者
・既設構造物の耐震診断・補強検討に携わる設計事務所・建設コンサルタントの方
・構造解析ソフトウェアを導入検討中の企業技術者・研究者
開催日・会場
札幌 2025年 11月 6日(木)14:00~17:00
TKP札幌カンファレンスセンター北3条 カンファレンスルーム7C
東京 2025年 11月 13日(木)、11月 27日(木)14:00~17:00
マイダスアイティジャパン セミナー室
大阪 2025年 11月 20日(木)14:00~17:00
梅田センタービル B会議室
セミナー内容
既設橋梁に対する耐震診断(動的解析を含む)から、補強工法の検討(免震支承や巻立補強)まで、
土木構造分野の3次元構造解析・耐震設計プログラム MIDAS CIVIL NX を活用して、一連の耐震設計・補強検討フローを体験します。
Session1で既設構造物の性能を把握し、Session2で具体的な補強対策を評価する流れとなっており、実務での耐震設計・補強検討に直結する内容になっています。
Session1. 既設橋梁の耐震診断(レベル2地震動対応)
効率的なモデリング:APIを活用し、EXCELやCADデータから効率的にモデルを作成
解析手順:死荷重の設定、固有値解析
非線形解析:橋脚の非線形特性を考慮した動的解析
耐震照査:既設橋梁を対象にレベル2地震動に対する耐震性能の確認
Session2. 耐震補強工法の検討
検討例1:慣性力分散工法 – 免震支承を導入し、その効果を耐震照査で確認
検討例2:損傷橋脚の巻立補強 – 損傷を受けた橋脚を巻立補強し、耐震照査により安全性を確認
対象・定員
土木構造設計・解析をご担当されている技術者の皆さま(定員制・事前申込制)
参加費
無料
資料引用:マイダスアイティジャパン
おわりに
私たちが日々利用している橋の安全を確保するために、耐震設計では地震の揺れを二段階で評価しています。
そのうちの「レベル2地震動」とは、橋の供用期間中に発生する確率は低いものの、過去や将来にわたり想定される最大級の地震による、非常に大きな揺れを指します。
この最大級の揺れに対して、橋の安全性を確認・確保することが、レベル2地震動への対応の目的です。
目標とされる性能は、単純に「無傷であること」ではありません。
最大規模の地震においては、橋の一部に損傷が生じることはやむを得ないと考えられています。
しかし、最も重要なのは、「人命の安全を守り、社会の機能を維持すること」です。
具体的には、以下の二点を絶対に確保することが求められます。
落橋や倒壊といった、人命に関わる甚大な被害を食い止めること。
緊急車両の通行や避難・救助活動に必要な「緊急輸送路」としての機能を、地震直後あるいは速やかな応急復旧によって確保すること。
レベル2地震動への対応は、まさに「めったに起きない最大級の危機」に備えるための保険です。
既設橋梁の耐震診断や補強は、橋の長寿命化だけでなく、大災害発生時の人々の命と生活を支えるインフラの強靭化に直結しています。
私たちが安心して暮らせる社会を未来に残すためにも、この重要な取り組みが着実に進められていくことに期待しましょう。
<お問い合わせ>
□株式会社マイダスアイティジャパン 土木事業部
リリースニュース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000026.000056342.html
TEL:03-5817-0789
E-mail:c.support@midasit.com