1億画素カメラを搭載したインフラ点検用ドローンが提供開始

sugitec

商業用ドローンの製造販売、自律制御技術を使った無人化・IoTのソリューションサービスを提供している「株式会社自律制御システム研究所(ACSL)」は、「Phase One Japan株式会社」の製品である超高解像度カメラiXMシリーズを、同社開発のドローン「ACSL-PF2」に搭載した、インフラ点検用ドローンの提供を開始した。

このドローンは超高解像度の空撮ができ、広い範囲を短時間で撮影できることで空中写真測量の効率化が図れるという。接近が難しいインフラ構造物であっても離れた位置から全体像を収め、その一部分を拡大して精細に確認が可能だ。

取得された高品質な画像は、三次元化、AI判定などのポストプロセッシング処理を短時間で実行することも可能となる。

背景

同社では国産の産業用ドローンを開発しており、物流、インフラ点検、災害等の様々な分野で採用がされている。また、ドローンの制御を担っているフライトコントローラは自社開発しており、これまでセキュアで安心なドローンの社会実装を推進してきた。

同社が多くの実績を有しているというプラントの点検では、プラント外の配管や壁面をドローンを用いて遠隔操作で撮影し、撮影した画像から配管の腐食や壁面のひび割れ等を判断している。

しかし、近接できない構造物は遠方から撮影することになるのだが、撮影画像が点検画像として使用できない品質である場合があるという課題があった。

Phase One社について

Phase One社はデンマークに本社を置くカメラメーカーであり、産業用カメラシステムおよびソフトウェアの研究・開発・製造を行っている。航空撮影による3Dマッピング、空中写真測量、送電線・送電線鉄塔、フレアスタック、橋梁やトンネルなど地上および空中からの構造物点検・検査、4バンド撮影による精密農業、マシンビジョン、国土安全保障、文化財のデジタルアーカイブなど様々なアプリケーションで活用されている。

このPhase One社の超高解像度カメラiXMシリーズは、ドローンで飛行しながらでも広範囲に精細な画像撮影が可能だ。地上からカメラの操作ができることで、空撮での点検や測量に適しておりACSLのインフラ点検用ドローンに搭載することでより効率的な点検を可能にしている。

iXMシリーズ搭載 インフラ点検用ドローンACSL-PF2の特徴

・1億5千万画素および、1億画素の超高解像度を搭載することで精密な画像撮影が可能
・ドローンが自動航行で飛行している間でも、地上から露出調整ならびに任意のウェイポイント(予め決めた飛行ルート地点のこと)やインターバルでシャッターを制御することが可能

・三次元化やAI判定などに最適なダイナミックレンジが広い高解像度画像を取得可能

・アームとボディの一体成型により強度だけでなく防塵・防水性能が向上(※カメラはiP53適合)


出典:ACSL

政府では無人航空機が集めたデータなどが盗み取られるのを防止するために、2021年度から政府が購入するドローンのセキュリティの強化策を定めた。これは全省庁、全ての独立行政法人が対象になる。よって事実上の中国製ドローンの新規購入排除となる策定となっている。

これまでドローンの市場にて圧倒的な存在感を示してきた中国企業だが、今後は今回紹介した「ACSL-PF2」のような国産ドローンが躍進してくると思われる。

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