プロジェクションマッピングで墨出しする技術が登場

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さて、昨年末に気になる技術がありましたのでご紹介したいと思います。プロジェクターで映像を対象物に投影するプロジェクションマッピングは皆さんご存知かと思いますが、その技術を建設現場に応用し、プロジェクションマッピングで墨出しを行うことを可能にした「T-iDigital MARKING」という技術が、大成建設株式会社(以下、大成建設)により開発されました。


出典:大成建設

原寸大図面の高精度な床面投影によって生産性向上

建設現場の床にプロジェクションマッピングを行うこれまでにありそうでなかった技術ですね。設計図面等を床面に高精度に投影した原寸大の図面から墨出しを行うというもので、作業者の専門知識のある無しに関わらず必要最小限の人員で迅速で正確な墨出し作業を行うことを可能にします。

墨出し作業は、設備機器などの取り付け位置を決める重要な作業ですが、従来のやり方の場合、仕上げ工事や設備工事毎に複数の専門職員や作業員が事前に測量を行って墨出し、マーキングを行っています。

その中で問題だったのが、測量ミスや設計変更後の情報が反映されていない図面を使う等のヒューマンエラーや、手待ち時間が発生してしまうなど、正確性と効率性が問題だったそうです。

そのような課題から「T-iDigital MARKING」が開発されるに至っています。「T-iDigital MARKING」は既に実証試験で有効性が確認されているとのこと。


出典:大成建設

特長としては、プロジェクターの投影映像には歪が生じるものですが、その歪を高精度に補正できる映像補正技術が独自に開発されており、床に正確な原寸大図面が投影できるようになっています。その誤差は2m離れた投影で±2mm以内という高い精度となっています。

また、投影映像の歪に関しては、プロジェクター本体が少し傾くだけで大きく歪んでしまうため、プロジェクターの姿勢を傾斜角0.001度で制御する自動制御装置を開発し導入しているとのこと。これも歪みのない投影に必要なものです。


出典:大成建設

この技術の導入でこれまでに重複していた墨出し場所の事前測量が一度で実施可能なだけでなく、仕上げや設備工事に必要な情報を投影することで、専門知識のある無しに関わらず最小限の作業員で作業を行うことができます。


出典:大成建設

投影映像の歪の解決がポイントでしょうか。この技術があることで、墨出し作業がかなり効率化していきそうですね。大成建設では今後、土木・建築分野すべての現場で必要となる墨出しにこの技術を積極的に活用していくとのことです。


□大成建設株式会社
プロジェクションマッピングを利用した墨出し技術「T-iDigital MARKING」を開発
リリース記事:https://www.taisei.co.jp/about_us/wn/2021/211227_8627.html

この件に関するお問い合わせ
大成建設:https://www.taisei.co.jp/contact/

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