テラドローンが球体タンク板厚のドローンによる超音波検査を実証

sugitec

こんにちは。2016年に創業され、世界にドローン事業等を展開している世界最大の産業用ドローンソリューションプロバイダーであるテラドローン株式会社(以下、テラドローン)。2021年には産業用ドローンサービス企業として世界2位に選ばれています。

また、ドローンの点検の他にドローン測量も手掛けており、従来価格の3分の1に抑えて話題となったレーザードローンをリリースしている企業でもあります。

そんなテラドローンが、日本ゼオン株式会社が展開している日本ゼオン水島工場で、ドローンを用いた球体タンクの板厚の超音波による厚さ検査の実証実験を行ったという話題。

球体タンク板厚の超音波厚さ検査の実証実験

球体タンクは目視による検査が法律で義務付けられています。従来の定期検査では検査員が検査を行う訳ですが、タンクの中を一旦空っぽにして足場を組む必要がある他、検査の期間中は代替のタンクを手当する必要もあるため、時間的にもコスト的にも負担の大きいものとなっています。

また、足場の上を移動しながら検査を行うということで、落下事故など安全面においてのリスクも発生します。

そこでこの課題を解決するため、テラドローンでは超音波計測ドローンによる検査を提案しています。超音波センサーをタンクの壁面に付けることで、リアルタイムに板厚を測定するというもの。


資料:テラドローン

超音波計測ドローンの活用が球体タンクの定期検査で一般的になれば、足場の仮設が必要なくなり、従来よりもコストカットと大幅な検査期間の短縮を図ることが可能。安全面も向上します。


資料:テラドローン

グローバルに展開するテラドローンですが、今回のように国内においても様々な産業の課題を解決する技術を開発しています。国内では高度経済成長期に建設された社会資本の修繕期を迎えています。

テラドローンは、製鉄所の煙突や発電所などの高所や閉塞空間での作業にドローン技術を活用することで、今後高まっていくインフラ整備や修繕にかかるコストカットや点検作業の安全性の向上に貢献していくとしています。


□テラドローン株式会社
Terra Drone、日本ゼオン水島工場 ドローンによる球体タンク板厚の超音波厚さ検査の実証実験を実施
リリース記事:https://www.terra-drone.net/blog/page-10485/

この件に関するお問い合わせ
テラドローン株式会社:http://www.terra-drone.net
TEL:03-6419-7193
Email:prterra-dorone.co.jp

新技術紹介調査・保全
技術開発でお困りですか?

スギテックでは、DXを推進していく中で、皆様が日々抱えている課題を解決するお手伝いをさせていただきます。

「技術開発を考えているが実現できる技術なのか?」「こんなことをやりたいと思っているが、費用は大体いくらかかるのか?」等、気軽に相談や見積もりができる所をお探しの方は、是非お気軽にお問い合わせください。

SUGITEC|建設業界の最新技術紹介
タイトルとURLをコピーしました