清水建設、タワークレーンとエレベータの稼働状況のモニタリングシステムを現場適用

sugitec

概 要

的とした、見える化システム「揚重モニタリングシステム」を開発し、同社の施工中の現場「虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業 A街区建設所」へ適用した。

同建設所では大型クレーン6基と6台のエレベータの稼働状況をリアルタイムで見える化しているという。

デジタル化技術による揚重作業の見える化

タワークレーンとエレベータの揚重作業は工程に大きく左右するため、揚重計画と作業が剥離しないようリアルタイムなフォローが必要となる。しかしアナログな管理では限界があることが課題となっていたという。その課題に対応すべく開発されたのが、今回の揚重モニタリングシステムである。

システムでは、揚重中の資材種類と重量、当日の揚重回数と累計重量、揚重予定回数などの文字データ、クレーンブームのリアルタイムな動き、エレベータの位置のCG画像やグラフをディスプレーに表示する。

資料:清水建設 URL:https://www.shimz.co.jp/company/about/news-release/2022/2022004.html
資料:清水建設 URL:https://www.shimz.co.jp/company/about/news-release/2022/2022004.html

また、稼働状況のデータを揚重計画データに重ねることで揚重作業の進捗状況管理も可能であり、施工管理者は現場事務所にいながらにして揚重作業状況を把握することができる。

見える化することで得られるメリットについては、遠隔管理による省人化、揚重課題の早期発見・解決による工期の短縮だ。現場の規模が大型化するほどに、タワークレーンやエレベータの台数は増加するため、省人化効果、工期の短縮効果も大きくなる。

今回システムが適用された現場「A街区建設所」では、55インチディスプレイ36体が配備された現場事務所の統合監視室「Smart Control Center」から、全てのタワークレーン、エレベータの稼働状況をリアルタイム監視している。

資料:清水建設「Smart Control Center」 URL:https://www.shimz.co.jp/company/about/news-release/2022/2022004.html

今後、清水建設ではこの揚重モニタリングシステムを大規模工事現場へ水平展開し、風が超高層階の揚重に与える影響を分析・収集し超高層案件の揚重計画に反映していくとしている。

参考・関連情報・お問い合わせなど

□清水建設株式会社:https://www.shimz.co.jp/
参考リリース記事:https://www.shimz.co.jp/company/about/news-release/2022/2022004.html
お問い合わせフォーム:https://www.shimz.co.jp/inquiry/

建設技術技術特集
技術開発でお困りですか?

スギテックでは、DXを推進していく中で、皆様が日々抱えている課題を解決するお手伝いをさせていただきます。

「技術開発を考えているが実現できる技術なのか?」「こんなことをやりたいと思っているが、費用は大体いくらかかるのか?」等、気軽に相談や見積もりができる所をお探しの方は、是非お気軽にお問い合わせください。

SUGITEC|建設業界の最新技術紹介
タイトルとURLをコピーしました