【JUIDA認定】関西ドローン安全協議会ドローン講義

sugitec

こんにちは。今週はドローンの話題が多いですが、本日もドローンです!

つい昨日にJUIDA認定スクール「一般社団法人関西ドローン安全協議会」のドローンの講座受講が完了しました。実技からドローン作業の安全管理者としての知識などのカリキュラムで、ドローン漬けの3日間でした。

ドローンの操縦技能・安全運航管理者講習へ

ドローンって資格や免許はあるの?いるの?と疑問に思われる方もいらっしゃると思いますが、実はドローンを飛ばすのに資格や免許は必要ありません。

たとえ個人であっても「私はドローンパイロットです」と名乗ればドローンパイロットなんです。勿論、ドローンを飛行させるに辺り関連する資格はありますが、必須という訳ではありません。

ちなみに関連資格としては以下のようなものがあります

・第三級陸上特殊無線技士(国家資格)
無線機器を取り扱う際に必要となる国家資格。飛行可能距離の高い、かなり高機能なドローンなどは通信性能が高い為、この資格が必要となる場合があります。ちなみに現在の所、取得難易度は低いようです。

・JUIDA認定操縦技能証明(公的資格)
JUIDA(一般社団法人日本UAS産業振興協議会)の主催する資格

・DJICAMP技能資格証明(民間資格)
大手ドローンメーカーの認定資格。

ドローンを飛ばすにあたり守るべき航空法

ドローンを飛行させるにあたり航空法を守る必要があります。
基本的に200g以上のドローンに関しては以下の点などが規制に引っかかってきます。

・人家の密集地域
・150m以上の上空の飛行
・空港の周辺
・目視できる範囲外
・夜間の飛行
・人、物の30m以内の飛行
・催し場所での飛行

上記のような条件でも飛行をしたい場合は、国交省大臣による許可が必要になるので、所定の手続きが必要になります。

特に人口の集中している地域に関しては、都心部などではほぼ対象になってくるので、庭先だろうと広場だろうと、飛行させると違法になる可能性が高いので、しっかりとした下調べが必要です。気を付けましょう。

人口集中地区になる場所は、以下のページなどで調べることができますので、参考にしてみてください。(赤いエリアが人口集中地区になります。)
・国土地理院図 人口集中地区

ドローンを操縦する難しさ

「ドローンなんてラジコン飛行機のようなもんだ」なんて簡単に思ってしまう人もいるかもしれませんが、想像より遥かに高い操縦技術が必要になります。難しい理由は風の影響。

これだけは切ってもきれないものです。ドローンの機種により難易度が変わることはありますが、常に風向きと強さを把握しながら、状況に応じて繊細な操作、大胆な操作が必要となります。

中々ないですが無風状態であれば、ある程度自分の意思通りコントロールできるかもしれませんが、それでも自然現象がゆえに予測不能な風が発生する可能性はあります。特にビル風などは危険です。

ドローンの目的としては撮影が多いでしょう。ドローンが風に煽られてカメラがブレブレになるのを防ぐということは、高い操縦技術が必要となるのです。

また、直径で50cmのドローンを飛行させ、約150m離れたところまでドローンを飛行させたとします。その大きさを実際に目視した時の大きさは1m先に3mmで見える程度の大きさになってしまいます。

豆粒よりも小さいです。果たしてそのドローンが東西南北どこを向いているのか把握できるでしょうか?その状況から風の影響を考えつつ操縦できるでしょうか?その難易度の高さがお分かりいただけるかと思います。

法関係やリスク管理は別として、ドローンで重要になるのはやはり操縦技術ということになります。それも自然相手になるので、とにかく実践を積み重ねて、こういう風の時はこうなる。
建物の近くや地形の形から、ここではこういう風が発生する可能性がある。など、経験値を積み重ねることが不可欠であると言えます。どんな乗り物操作でも同じですね。

ドローンもかなり便利で安全な機種なども出ていますが、どれだけ高性能であってもやはり墜落の危険からは切っても切り離せません。機械の技術に過信せず地道に技術と知識を高めていきたいと、改めて感じた技術講習でした。今回の講習で得たものは今後更にドローン活用していくに辺り大きな力となるでしょう。


今回の受講はサーベイチームリーダー、代表の杉山です。こちらは無人航空機操縦技能の証


そしてこちらは安全運行管理者の証

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