農業でドローンの新たな可能性

sugitec

こんにちは。最初に少しお知らせです。今週の金曜日、15日よりスギテックの社員旅行となります。

期間:6月15日(金)~17日(日)

15日の平日に関してはお問い合わせなどのご対応が18日以降となりますことをご了承くださいませ。

さて、日々ドローンのニュースが絶えない昨今ですが、ほとんどがインフラ点検や我々のような建物の点検に使われるという話題が多い中、今日はちょっと変わったニュースがあったのでご紹介。

ドローンで受粉?受粉ドローンが受粉テストに成功

こちら海外での話題になりますが、ニューヨーク州シラキュースにあるリンゴ園で、世界初になるドローンでのリンゴ果実の受粉に成功したとの発表があったそうです。

ドローンで受粉って、一体何をどうするんだ?という感じですが、そこにはミツバチの減少という背景があるようです。

本来はミツバチ。人手でもできるがそこには問題が

リンゴなどの果実の受粉は本来ミツバチが深く関わっていましたが、近年のミツバチの減少によって人手によりひとつずつ受粉をおこなう、という方法をとることもありましたが、その場合、非常に時間と手間がかかってしまいます。

↓受粉作業ってこんな感じです↓

かといってミツバチが減少傾向にある今では、ミツバチを使った受粉方法をおこなうとなると、多大なコストがかかってしまうそうです。これからの10年間で、そのコストは倍増するとまで言われています。

人がやると時間と手間がかかり、ミツバチを使うと多大なコストがかかる。厄介な状況ですね。

そこでドローンでやってみようという考え方に

そのような背景もあり、それならドローンを飛ばしてドローンで花粉を散布することで、コストを抑えつつ確実な受粉が提供できるようにと考えられたのが、今回の農業用ドローンのベンチャー、ドロップコプター社の取り組みです。

実はこの受粉ドローンのプロトタイプ自体は2015年には完成していたそうで、その後今年に入ってニューヨークのジニアスというアクセラレーターから多額の投資を受け果実以外にもアーモンドなどの受粉などの試験運用を繰り返していたそうです。

夜間飛行散布で効率的に運用

この受粉ドローンですが投資の資金でさらなる改善を行うそうで、具体的には夜間の自動飛行散布を行えるドローンに改善を加えるとのこと。

ミツバチは夜中に飛び回って受粉をすることはないので、それが可能になる=日中と夜の稼働で単純に倍の効率化ができるということになります。なるほどですね。

まとめ

農業用のドローンといえば、ドローンで農薬を散布するドローンなんていうのもありましたが、それが花粉になったという感じでしょうか。確かに花粉を撒いてそれで受粉ができるのであれば、人手でやるよりも遥かに効率的です。

しかも夜間まで作業ができてコストも抑えられるのであれば、農家の方としては是非とも早めに製品化を望まれるところでしょう。

ドローンは本当に色々と活用方法が出てきて面白いですね。今後性能があがればもっと活用範囲は広がってきそうです。

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