標定点のいらない画期的なUAV測量

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こんいちは。本日も京都の予想最高気温は38℃。その他、甲府市、名古屋市、岐阜市、岡山市、高松市などで同様の予想最高気温となっております。

最近毎日書いていますが、熱中症にだけは十分に気を付けましょう。水分補給は忘れずに。ちなみに水分補給で最近なにかと名前を聞くようになった「経口補水液」。熱中症の予防に飲みましょうという間違った情報もあります。

あれは脱水症状などになってしまってから飲む物であり、予防のためや水分補給のお茶代わりに飲むものではありません。塩分がスポーツドリンクの倍以上も含有されているので、特に高血圧や腎疾患の方は要注意です。正しく予防をしていきましょう。

さて、本日はドローン(UAV)測量の話題。ドローンでの測量も徐々に広まりつつある最近の土木業界ですが、ドローン測量自体をさらに効率化しようという技術です。


出典:トプコン

空中測量専用機をDJIとトプコンが販売「TSトラッキングUAS」

まず既存のドローン写真測量ですが空中で写真を撮影し、複数枚の写真に写った標定点よりカメラの位置を計算します。

しかし、飛行条件・撮影条件、標定点の配置などの複数の要素により精度が左右されるので、安定した精度結果を得るためには専門知識が必要となっていました。

今回ご紹介の「TSトラッキングUAS」は、自動で追尾するトータルステーションで直接カメラの位置を計測することができるので、標定点の設置がいらないという優れものです。


出典:トプコン

国土地理院の改訂案に対応するシステム

「カメラ位置を直接計測できる手法を用いる場合は、標定点の設置は不要とすることができる」という国土地理院の改訂に対応。

国交省の、UAVを用いた出来形監理の監督・検査要領にも対応したシステムとなります。ちなみに特許取得済で新技術情報NETISにも登録済みの技術です。

GNSSアンテナでは得られない高精度な位置情報

カメラ位置を計測する手法としてドローンにGNSSを搭載し計測する方法がありますが、この場合ドローンの機体が飛行の際に揺れ動いているので、安定した位置を保つのは困難です。

その点TSトラッキングの場合はカメラ位置を常に直接計測できるため、安定して高精度な位置情報を計測し続けることが可能。この技術が特許部分になります。


出典:トプコン

様々な現場で有効活用可能

例えば災害時の調査にドローンを用いて写真や動画で状況を把握することはスタンダードですが、このシステムにより現場の3次元化が容易に可能となります。

その他、土木現場でのi-Constructionに対応。既存の測量方法や出来形観測の生産性の向上、精度の向上に大いに活用できるシステムになっています。

標定点なしでも精度±5cmの高精度


出典:トプコン

従来ドローン測量との比較


出典:トプコン

まとめ

多くの標定点を現場に設置し、ドローンで撮影した画像の標定点の位置からカメラ位置の情報を計算するというのが大変な作業であるというのは、測量に詳しくない私でも容易に想像がつきます。ドローンで便利になったとは言え、いきなり完璧なものではなかった訳です。

トータルステーションを使って検証点にいるドローンの位置を直接計測するだけなので、標定点設置の手間はおろか、標定点自体を用意する必要がないというのは素晴らしいですね。

上図の従来との比較で生産性が6.5倍にもなっているのも納得です。

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