驚愕の時間短縮。佐川急便が配達伝票入力業務にAI活用

sugitec

こんにちは。先週2日、都内で熱中症の搬送者数が300人を超えたそうです。全国的にまた一段と非常に暑い日が続いていますので十分に警戒していきましょう。

台風8号も接近しており今夜には九州に上陸する見込みとのこと。9号も続けて接近してくる恐れがあるのでこちらにも警戒していく必要がありますね。

さて、本日は佐川急便がSGシステム株式会社とフューチャーアーキテクト株式会社との共同で、配送伝票の入力業務を自動化してしまうというAIシステムが開発、開始されたそうなのでそちらをご紹介。

深層学習を活用した文字認識等AI技術をベースに開発

この技術は佐川急便の配送伝票の入力業務において、人が入力作業をしていた部分をAIに代替することで自動化を図るというシステムです。

開発自体は昨年2018年の12月より開発が行われていましたが、今年の7月から本稼働を開始しているそうです。

深層学習を活用した文字認識等のAI技術をベースとし、フューチャーアーキテクトとSGシステムが独自に開発した新システムは、配送伝票の情報を読み取り、既存システムのデータ連携までを自動化しています。

月間約8,400時間!驚きの時間短縮効果

佐川急便の配送伝票情報を受託しているというSGシステムなどでは、既存システムからこちらのシステムに代替えすることで、作業時間が月間で約8,400時間の短縮!

労働者不足が叫ばれる昨今、貴重な労働資源を最大限に有効利用できるようになります。


出典:佐川急便

また、このシステムのAIの手書き数字(サイズ、重量)の認識精度は99.995%以上にまで達しており、○で囲まれた数字や取り消し線で修正された数字も読み取れるとのこと。

さらには複写式伝票の記入時や運搬過程で、文字の擦れや傷があっても問題なく数字を読み取って、高品質なデータ入力を実現しています。

スギまる
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従来では伝票に手書きされた文字を入力していた訳ですが、その場合人によって読みづらい場合も出てくるものですが、例え崩れた文字であろうが99.995%という高精度で読み取れるのは凄いですね。

まとめ

佐川急便では年間約13億個もの荷物を取り扱っているそうで、繁忙期には1日に100万枚もの配送伝票情報を人の手で入力していたそうです。

考えただけでも気の遠くなるような作業ですが、このシステムが本稼働することで、配送伝票入力作業がAIで代替・自動化され、しかも高い品質を安定して保ったまま大幅にコストを抑えることができるのは非常に画期的。

また、このシステムで培ったAI技術をSGホールディングスグループ各社に順次展開しているそうで、伝票だけでなく今後は様々な業務に活かされていくでしょう。

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