Incerto 建設業向け 業務AI 導入支援サービスを提供開始。

sugitec

Incerto合同会社(本社:東京都荒川区、代表:佐藤碧人、https://www.incerto.tech/ 以下、「Incerto」)が、建設業向けの業務AI導入支援サービスの提供を開始というリリースニュースをおとどけします。

建設業向け 業務AI 導入支援サービス

見積もり・工程管理・現場 DX・原価管理の 4 領域をヒアリングに基づき既存ワークフローに後付けでカスタム実装

数量拾い出し、メーカー定価表・歩掛単価の参照、見積書ドラフト、
ベテランの判断パターン参照、施工書類の連携、実行予算・実行原価のループまで。
建設業の既存ワークフローを置き換えずに後付けで導入できる設計

本サービスは、建設業の現場で構造的な課題となっている見積もり、工程管理、現場 DX、原価管理 の4つの領域を、Incerto が対象企業へのヒアリングに基づきカスタム実装するサービスです。
工務店、専門工事業者(内装・設備・大工・鉄筋・鳶 等)、ゼネコン、リフォーム会社、建築会社、建設会社など、建設業全般を対象としています。

本サービスは、既存の Excel(見積書・実行予算書・原価管理)、施工管理表、社内 Slack/LINE WORKS、既存の建設業向け SaaS を置き換えずに、後付けで導入できる設計を採用しています。
建設業ではベテランの判断・職人ネットワーク・元請との関係性が経営の中核資産であり、システム入れ替えのコスト・リスクが大きいため、既存ワークフローに沿って経営者・現場代理人・見積もり担当者が扱える形での導入を主軸としています。

導入時には、対象企業へのヒアリングを経て主要ボトルネックを特定し、後述する 4 領域から 対象企業ごとにスコープを設定してカスタム実装します。1 領域から段階導入することも、複数領域を組み合わせることも、対象企業の状況に応じて選択できます。

提供の背景: 建設業の人手不足・生産性向上と業務 AI

建設業の経営環境は、慢性的な人手不足・職人の高齢化・元請との単価交渉の難化が同時に重なり、構造的な厳しさを増しています。
建設業就業者数は 1997 年の 685 万人をピークに減少を続け、近年は 480 万人規模で推移しています(厚生労働省・国土交通省統計より)。
働き方改革(時間外労働上限規制 2024 年 4 月施行)以降も、現場の生産性向上と業務効率化は継続的な経営課題として残ってきました。

建設業の AI/DX 領域では、見積もり・積算 AI、施工管理 SaaS、写真台帳・施工計画書 AI、原価管理 SaaS など、複数の専業プレイヤーが存在します。
ただし、これらは多くが 専用 SaaS として独立稼働する設計であり、事業者の既存ワークフロー(Excel・社内ファイル・元請ごとの様式)にそのまま乗らないことが、工務店・専門工事業者・ゼネコンを問わず、定着の壁となってきました。

本サービスは、対象企業へのヒアリングを経て主要ボトルネックを特定し、既存ワークフローに後付けで AI を組み込むアプローチで応えます。

課題: 業務領域の散在とベテラン依存

建設業の現場では、以下のような課題が観察されます。

業務領域の散在:
見積もりは Excel・社内ファイル、工程管理は経営者・現場代理人の頭の中、書類作成は手作業、原価管理は別 Excel という形で、業務領域ごとに記録・運用が散在し、横断的な情報活用が難しい状態が続いています

経営者・ベテラン依存:
拾い出し・歩掛の判断、見積もりの最終確定、職人選定・段取り、元請との単価交渉などが経営者・ベテラン個人の経験に集中しており、属人化が事業承継・若手育成の壁となります

既存 SaaS との不整合:
既存の建設業向け SaaS(写真台帳・原価管理・施工計画書 AI 等)は導入したが、自社の Excel テンプレート・元請の様式・現場慣習に合わず、結果として一部機能のみ使われるか、定着せず形骸化する事態が広く観察されます

本サービスは、これらの課題に対し、ヒアリングを経て主要ボトルネックを特定し、既存ワークフローに後付けでカスタム実装することで応えます。

解決策: 現場主導のカスタム実装

本サービスは、以下の 3 ステップで進みます。

ステップ 1: ヒアリング: 対象企業の経営者・現場代理人・見積もり担当者にヒアリングを行い、Excel 見積書・実行予算書・施工管理表・原価管理 Excel・社内 Slack/LINE WORKS 等の既存ワークフローを把握。主要ボトルネックがどの領域にあるかを特定します。

ステップ 2: スコープ設定: 後述する 4 領域(A 見積もり/B 工程管理/C 現場 DX/D 原価管理)の中から、対象企業の主要ボトルネックに合わせてスコープを設定します。

ステップ 3: カスタム実装: スコープに沿って AI を実装。既存の Excel テンプレート・社内ファイル・元請の様式に合わせて入出力を設計し、現場担当者が既存業務フローのまま扱える形で導入します。

最終的な見積もり・段取り・原価判断・元請への報告は、事業者側の経営者・現場代理人・担当者が行います。AI は判断を肩代わりするのではなく、判断の根拠と確認観点を整理して提示する役割に留め、業務責任の所在を事業者側に保ちます。

■ 対応領域: 4 つの業務カテゴリ
本サービスが対応する業務領域は次の 4 つです。
対象企業へのヒアリングに基づき、主要ボトルネックに合わせてスコープを設定します。

A. 見積もり業務AI

数量拾い出し: 図面(紙・PDF)から壁面積・床面積・建具数などを抽出し、見積もり担当者の確認画面に提示

単価データの参照: メーカー定価表(建材・建具・設備機器)、歩掛単価、自社の蓄積単価を品番・工種から即時参照、相場と仕入れ価格(仕入れ条件・掛け率を含む)を提示

過去工事の参照: 仕様書・概要から過去の類似工事を提示し、単価試算と内訳の出発点として活用

見積書・内訳書のドラフト生成: 既存の Excel テンプレート・元請の様式に流し込むドラフトを自動生成

B. 工程管理 AI
ベテランの判断パターンの参照: 過去案件のリードタイム見積、職人選定、資材手配、トラブル対応のパターンを学習し、新規案件で参照可能に

進捗把握と元請への進捗報告: 現場の日報・週報を整理し、進捗・遅延要因・元請への報告内容を社内 Slack/LINE WORKS 等への自動展開を支援

C. 現場 DX
施工書類の連携: 施工計画書 → 工程表 → 日報 → 写真台帳 → 完成書類 を一連でつなぎ、同じ情報を一度入力すれば下流書類に自動展開する仕組みを構築

工事写真・現場記録の整理: 工事写真の整理、写真台帳の生成、現場記録のデジタル化を支援

現場の 3D モデル化: スマートフォン撮影による現場全体の 3D モデル化を支援。遠隔での進捗確認、引渡し記録、リフォーム前の現状把握、施工後の差異確認などに活用。専用カメラ・SaaS 導入を求めず、オープンソース技術の業務カスタム実装で対応

D. 原価管理 AI
実行予算と実行原価の連動: 見積もり → 実行予算 → 実行原価 のフィードバックループを設計し、案件別の利益率を可視化

見積もり精度の継続改善: 実行原価の実績を次回見積もりに反映し、歩掛・単価の精度を継続的に高めるサイクルを構築

導入範囲・既存ワークフロー連携・カスタマイズ

本サービスは全社一斉の大規模導入を前提としません。
一業務領域、特定の工種、必要な機能モジュールのみ、複数案件での段階展開など、対象企業の規模・段階に応じて段階導入が可能です。Excel(見積書・実行予算書・原価管理)、施工管理表、社内 Slack/LINE WORKS、既存の建設業向け SaaS との連携、対象企業独自の運用ルールへの組み込みは、企業ごとのオーダーメイド開発・運用支援で対応します。

まずはお気軽にお問い合わせください

「自社の規模・工種でも当てはまるのか」「既存の Excel・施工管理表・社内ツールと連携できるのか」「1 人社長でも導入できるのか」「複数案件で横展開したい」「建設業向けコンサルからの紹介でも相談したい」など、どんなご質問でも構いません。デモや業務内容の相談だけでも構いません。

対象:工務店、専門工事業者(内装・設備・大工・鉄筋・鳶 等)、ゼネコン、リフォーム会社、建築会社、建設会社、建設業向けコンサルティング会社・建設業向け士業事務所

問い合わせ先:info@incerto.tech

製品ページ:https://www.incerto.tech/products/meeting-copilot

Webサイト:https://www.incerto.tech/

資料引用:Incerto合同会社

おわりに

これまで建設業界のデジタル化(DX)といえば、大手ゼネコンが主導する「プラットフォーム型」のシステム導入が主流でした。
しかし、その影で現場を支える協力企業や専門工事業者は、元請けごとに異なるシステムへの対応を強いられる一方で、自社内のバックヤード業務は依然としてアナログなExcel管理やベテランの経験則に頼らざるを得ないという、「デジタル化の二重苦」に直面しているのが実情です。

今回、Incerto合同会社が発表した「業務AI導入支援サービス」は、まさにこのシステムの谷間に落ちていた「中間的な動き」に光を当てるものです。
このサービスの最大の特徴は、既存の仕組みを壊す「置き換え」ではなく、現場に馴染んだツール(Excel、LINE、Slack等)をそのまま活かしながら、AIを「アダプター」として機能させる点にあります。

これは、単なる効率化ツール以上の意味を持ちます。
図面からの数値拾い出しや、熟練者が無意識に行っていた工程判断のパターン化など、これまで「システム化は無理だ」と諦められていた泥臭いバックヤード業務をAIが肩代わりすることで、協力企業は自社の強みである「施工」や「判断」に集中できるようになります。
いわば、バラバラに存在していた現場の事象と管理データを滑らかにつなぐ「情報の翻訳者」が誕生したと言えるでしょう。

2024年問題や深刻な人手不足、技術承継の危機に直面する建設業界において、求められているのは壮大なプラットフォームだけではありません。
むしろ、各企業の足元にある「システムの隙間」を埋め、日々の実務を劇的に軽くする、こうした「中間層の自動化」こそが、業界全体の生産性を底上げする真の鍵となるのではないでしょうか。

現場の知恵をデジタルの力で次世代へとつなぐ。
そんな「後付けAI」という現実的なアプローチが、今後の建設DXのスタンダードになっていくことを期待せずにはいられません。


【リリースニュース配信元】
□Incerto合同会社

リリースニュース:
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000021.000181058.html

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