2026年JAF全日本ラリー選手権第8戦 第53回 M.C.S.C.ラリーハイランドマスターズ2026 supported by カヤバ 完走

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第53回 M.C.S.C.ラリー ハイランドマスターズ2026 supported by カヤバ

動画引用:GAZOO Racing

DIGEST

高山市周辺の山間部を走るステージは、道幅やコーナーの特性が変化するテクニカルなコースが特徴。
今大会では久しぶりに「鳥屋」が設定され、全12SS、約87.6kmのターマックステージで争われた。
2日間を通して好天に恵まれ、ドライコンディションでの戦いとなった。

MORIZO Challenge Cupには11台がエントリー。
シリーズ終盤を迎え、上位選手によるハイレベルなバトルが繰り広げられる一方、マシントラブルやクラッシュによるリタイアも発生し、順位が変動する展開となった。
TEAM KANEMATSUは、今シーズンを通して車両のセッティングやドライビングに課題を抱え、思うようなペースで走れない状況が続いていた。
今大会に向けては、本番車両での練習や車両の調整を重ね、地元岐阜での一戦に臨んだ。

LEG1では、車両の改善や、納得のいくペースノートを作成できたこともあり、1本目から自信を持って走行。ペナルティやリタイア車両の影響を受ける場面もあったが、これまでの課題だったドライビングの感覚とステージタイムの乖離が改善され、手応えを感じながら競技を進めた。

LEG2では、得意不得意によるステージ間のタイム差が明確になったものの、良好なフィーリングを維持しながら全SSを走行。トップとの比較・分析につながるデータを得るなど、今後の改善に向けた収穫も多い大会となった。

最終結果はMCC5位、JN3クラス12位、女性クラス1位。今シーズン初となる女性クラス優勝を獲得した。トップとのタイム差は依然として残るものの、これまでの苦戦から抜け出し、さらなるペースアップに向けて手応えを得られる大会となった。

エントリー車両

#23大東建託ロッソモデロ GR Yaris DAT

□開催日程
日程:2026年10月16日(金)~10月18日(日)

□場所・コース概要
場所:岐阜県高山市周辺
SSの路面:ターマック
コースの総距離:380.36km
SSの総距離:87.58km
SSの数:12

□チーム体制
監督:兼松由奈
ドライバー:兼松由奈
コ・ドライバー:山下秀
チーフメカニック:本間一成
メカニック:高橋亮
日比野裕也(岐阜トヨペット)
松永大輔(岐阜トヨペット)
スタッフ:川口雄也

LEG1 (1日目)

LRG1

SS1 あたがす 19.53km
SS2 鳥屋 17.93km
SS3 アルコピアー無数河 16.04km
サービスA(30分)
SS4 あたがす 29.53km
SS5 鳥屋 27.93km
SS6 アルコピアー無数河 26.04km
サービスB(45分)


「あたがす」「鳥屋」「アルコピア‐無数河」の3ステージをそれぞれ2回走行する、全6SS。
天気は晴れ、路面は概ねドライコンディション。
レッキでは納得のいくペースノートを作成できたこともあり、SS1からまずまずのスタートを切った。
これまで課題としていた初日の走り出しから自信を持ってペースを上げることができ、トップとの差はあるものの、前戦までとは違った手応えを得られた。
初走行となる「鳥屋」は、中高速コーナーが続く一方でリズムをつかむのが難しく、走り方に悩む場面もあったが、午前の3SSを大きなミスなく終了。

SS4「あたがす2」では午前から7.4秒タイムを短縮したものの、ジャンプスタートの判定により10秒のペナルティとなった。
続くSS5「鳥屋2」では、リタイア車両を避けるためにペースダウンを余儀なくされ、タイムロスが発生したが、午前よりもペースアップ。
車両のフィーリングも良好で、翌日のさらなるペースアップを目指して初日を終えた。

LEG2(2日目)

LEG2(2日目)

LRG2

サービスC(15分)
SS7 駄吉上り 15.38km
SS8 青屋下り 18.86km
SS9 無数河ーアルコピア 16.05km
サービスD(30分)
SS10 駄吉上り 25.38km
SS11 青屋下り 28.86km
SS12 無数河ーアルコピア 26.05km


「駄吉上り」「青屋下り」、LEG1の逆走となる「無数河‐アルコピア」の3ステージをそれぞれ2回走行する、全6SS。初日に続いてのドライ路面、前日の良好なフィーリングを維持しながら、さらなるペースアップを目指してスタート。

SS8「青屋下り1」ではステージの特性を十分に捉えきれず、順位をひとつ落とす結果に。
同ステージの2回目となるSS11でも上位との差を縮めることができず、悔しさの残る走行となった。
トップとのタイム差は青屋に限らず全体を通して残っているが、上位選手との差や自身の課題を具体的に把握できるようになったことは大きな収穫となった。

SS10では松原選手がクラッシュによりリタイア。
これにより順位をひとつ上げ、5位に浮上した。
大きなトラブルなく全12SSを走り切り、MCC5位、JN3クラス12位、女性クラス1位でフィニッシュ。

■リザルト■

#23 大東建託ロッソモデロGRYarisDAT
MCC5位/11台 JN3クラス12位/19台


Driver : 兼松 由奈 選手

今シーズン初となる女性クラス優勝を果たすことができました!
今シーズンは思うような結果を残せず、悔しい大会が続いていたので、ようやく優勝できてほっとしています。
今シーズンは、自分なりに一生懸命取り組んでいても思うような結果につながらず、悩むことの多いシーズンでした。今回は事前の準備が良い方向に進み、久しぶりに自分の走りに自信を持つことができました。
走っていて感じた手応えがタイムにも表れるようになり、久しぶりに心からラリーを楽しみながら走ることができました。
本来であれば、こうした状態からさらに改善を積み重ねていくシーズンにしたかったのですが、今年はそこに至るまでに時間がかかってしまい、ようやくスタートラインに戻ってこられたというのが正直な気持ちです。
2日目の「青屋」など、まだまだ課題は残っていますが、昨年まで課題としていたLEG1からのペースの作り方や、ペースノート精度、荒れた路面での走りなど、成長を実感できた大会でもありました。トップとのタイム差はまだありますが、最終戦に向けて今回得られたデータをしっかり分析し、少しでもその差を縮めていきたいと思います。

今回ようやく取り戻せた手応えや自信を大切に、残り1戦も全力で挑みます。次戦もどうぞよろしくお願いいたします。

Co.Driver : 山下 秀選手

前戦、MSCCラリー福島はドライバーとして参戦したため、兼松選手のコドライバーとしては、6月の久万高原以来、4カ月ぶりの参戦となりました。
今回は、兼松選手の地元岐阜県での開催ということもあり、毎年特別な思いのある一戦です。
例年、雨が降る確率の高いラリーですが、今年は天候に恵まれ、2日間秋晴れのラリーとなりました。
ブランクがあったため、1日目の午前中はノートリーディングがやや不安定でしたが、午後からは感覚を取り戻せたと思います。車が信頼できる状態になり、やっと昨年の走りに戻れたと思います。
まず、今年初のMCC女性ドライバー部門トップを獲れたことにほっとしつつ、次戦モントレーでは今年の締めくくりとして、MCC全体でも上位を狙っていきたいと思います。引き続きよろしくお願い致します。

次節、JAF全日本ラリー選手権 最終戦

2026年JAF全日本ラリー選手権 最終戦
加勢裕二杯 MONTRE 2026
すべてのドラマが、群馬のターマックで交差する。

日本最高峰のラリーシーン、王座を決める最終決戦が幕を開ける。

【大会開催概要】
会期: 2026年11月20日(金)~ 11月22日(日)
舞台: 群馬県(ターマック/完全舗装路)
格式: JAF全日本ラリー選手権 第9戦(シーズン最終戦)
HP: https://rally-montre.com/

【THE BATTLE】頂点をかけた、最後の一瞬。
一年間にわたる激闘の末にたどり着いた、栄光の最終局面。

コンマ一秒の狂いが命運を分けるターマックのステージで、極限のドライビングスキルとマシン性能が激突する。

王者の称号を手にするのは誰か。
シリーズの歴史に新たな名前が刻まれる瞬間を見逃すな!!

【PIONEER SPIRIT】未来を切り拓く挑戦。
次世代のモータースポーツシーンを見据え、実戦開発の最前線に挑むワークス・チューニングマシンの走りにも注目。

限界を超える挑戦が、これからのラリーの未来を加速させる。

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