陸上配送ドローンでの無人配送に向けた実証実験

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こんにちは。京都では朝から雪がちらついていて少し冷え込みの強い日になりそうです。本日はバレンタインですね。その歴史はローマ帝国から続く宗教行事のようですが、チョコレートを贈るという所謂日本式のものが定着したのは70年代後半頃と言われています。

メーカーの商売だの市場規模が上がった下がっただの色々あると思いますが、イベントとして定着しているのは確かなので、こういうのはそれをきっかけとしてそれぞれが自由に楽しめればそれでいいでしょう。

さて、本日は日本国内で荷物の無人輸配送の実現に向け、陸上配送ドローンによる実証実験がおこなわれたというニュースがありましたのでそちらをご紹介いたします。


出典:PRTIMES

陸上配送ドローン「YAPE」を活用した配送実証実験

この取り組みですが、ドローンの販売や訓練施設の運営を手掛ける株式会社Drone Future Aviation(DFA)と日本郵便が、福島県南相馬市と双葉郡浪江町でおこなったもの。


出典:PRTIMES

DFAが独占取扱権を持っている陸上配送ドローンの「YAPE」を利用した、日本郵便の初の公式な実証実験となります。実験は市とふたば自動車学校の協力で、災害公営住宅とふたば自動車学校にて、従来よりもより実際の環境に近い状態での実証実験をおこなったとのこと。

この実験の目的としてはラストワンマイル配送の無人化。ラストワンマイルとは、配送の際に最終的に最寄りの倉庫から消費者の元へ届けることになりますが、その最後の配送区間のことを言います。

最大積載量は70kg。陸上配送ドローン「YAPE」

今回活用された「YAPE」ですが、こてはイタリアのB2B向け技術系企業の「e-Novia」が17年に発表したオールイタリア製のドローン。


出典:e-novia

人の膝丈ほどのサイズでオートバランスによる二輪機構。センサー類はカメラ4個に近接センサー8個、3Dセンサーが4個搭載されており、360度ヴィジョン機能によって人間の目よりも早く障害物を検知し回避することができるそうです。

駆動は独立した電気モーターを備えた車輪でエネルギー消費を最小化し、機敏な動きを最大化する構造。小道や狭い空間でも機敏に動き歩道の上り下りも楽々こなせ、最大で25%の傾斜と4cmの段差に対応可能。そして最大積載量は70kgとかなりの重量を運ぶことが可能です。

ヨーロッパ特有の凸凹の石畳は有名ですが、そういった道でも楽々走行を可能にするのがYAPEです。現在は地元警察の協力で公道での配送実証実験を行っているそうです。

まとめ

ネットショッピングの拡大でどんどんと配送業務が増える中、運輸業界でも人手不足の問題は深刻です。こういったドローン配送が運用可能になれば人手不足問題の解消に繋がる他、環境面で見てもドローン自体の動力は電動なのでCO2の削減にも繋がってくるのではないでしょうか。

現在はこういった実証実験をしている段階ですが、実用化されるのはそう遠くなさそうですね。

参照サイト:PRTIMES 陸上配送ドローンによるラストワンマイルの無人配送に向け、日本郵便との実証実験を実施

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