SONYのα搭載可能なプロフェッショナル向けドローンAirpeak発売

sugitec

記事のポイント

・ソニーグループ株式会社が、ドローンの発展と最高峰の価値創出に貢献する志を込めて開発を行ってきたAirpeak(エアーピーク)の第一弾「Airpeak S1」を発売する。

・プロフェッショナル向け業務用ドローンの「Airpeak S1」は、独自開発されたモーターやプロペラ、制御システム、センシング技術が搭載されており、緻密な飛行を可能にする他、ソニーのフルサイズミラーレス一眼カメラのα™(アルファ)が搭載可能となっている。

かつてない自由な視点を生み出す飛行性能と撮影性能

ソニーグループがこれまで開発を進めてきていた独自開発ドローンのAirpeakの第一弾機体となる「Airpeak S1」がいよいよ発売となる。モーターやプロペラ、制御システム、センシング技術などは独自開発となっており、高い飛行性能とソニーのフルサイズミラーレス一眼カメラα™を搭載可能とし、主に映像制作クリエイターなどをターゲットとしている。

機体を自由自在に操れる送信機と、センシングによる障害物検知や自動飛行、加えて機体や飛行情報のクラウド管理による安全な飛行等により、映像制作をサポートする。


出典:ソニーグループ

運動性能を磨き上げた機体


出典:ソニーグループ

高い運動性能によるダイナミックな飛行
・最高速度90km/h(ペイロード無し、障害物ブレーキ無効時の値)、最大角速度180°/s(ビジョンポジション無効時の値)、最大傾斜角度55°(障害物ブレーキ無効時の値)を実現。

強風下における安定飛行
・独自開発のキーデバイスを組み合わせた推進デバイスと飛行制御で最大20m/s(ペイロード無し時)の耐風性能を有し、強風下でも安定飛行が可能。

独自開発推進デバイスと飛行制御システム
・軽量で高効率、高強度、高応答性のある独自開発17インチプロペラやブラシレスモーターに加え、これらを最適に制御するESC(Electric Speed Controller)を搭載。
・推進デバイスと全てのセンサー情報を統合し、安定した飛行と高い操縦応答性を実現する、独自の飛行制御システムを構築。

センシングによる安定飛行

高性能センサー群で自己位置と姿勢を正しく把握


出典:ソニーグループ

・ソニー製のイメージセンサーが内蔵されたステレオカメラが、機体の前後左右下と5方向に配置され、さらにそれらのカメラ情報を同時に高速処理できるソニー製ビジョンセンシングプロセッサと独自アルゴリズムを搭載。

Airpeak S1は、それらの視界情報とIMU(Inertial Measurement Unit)、コンパス、気圧、赤外線測距などのセンサー情報を統合し、自己位置・姿勢を高精度に推定し、周囲の空間をリアルタイムに認識する。これによって屋内や橋梁下などGNSSを受信しづらい状況下でも安定した飛行を実現する。

多彩なカメラ・レンズバリエーション


出典:ソニーグループ

幅広いカメラ・レンズを選択可能
・用途に合わせたαシステムの選択により映像制作の幅を広げることができる。α7Sシリーズや「FX3」搭載時はノイズを抑えた高い描写力、またα7Rシリーズ搭載時は高精細に、そしてα9シリーズでは歪の少ない映像撮影が可能。
・8K動画撮影が可能な「α1」も搭載可能。

自由自在な操作性


出典:ソニーグループ

高い操作性を実現した送信機と、機体と機材を一元的に操作できるモバイルアプリ「Airpeak Flight」
・αの映像をリアルタイムに確認しながら機体やカメラ、ジンバルを操作可能。
・iOS/iPadOS対応のモバイルアプリAirpeak Flightでは機体と送信機、カメラ、ジンバルを統合し画面上で飛行距離やバッテリー残量などの状態確認や各種操作、設定変更が可能。

自動飛行による高効率ワークフロー


出典:ソニーグループ

Webアプリ「Airpeak Base」によるクラウドでの統合管理
・Airpeak Baseは機材管理や飛行プラン作成、フライトログ管理が可能なWebアプリとなる。機材管理では使用した機材の情報が自動でリストアップされ、フライトログをもとに管理。現場に赴く前に機体の状態を確認できるため、トラブル軽減に寄与する。

映像制作向けミッション作成とミッション飛行・再現飛行
・Airpeak Baseでは、高度な飛行プランを作成し、あたかも空中にレールを設置したかのように自動的に何度も機体を飛行させることが可能。タイムラインに沿って機体の位置(緯度・経度・高度)や速度を設定し、ジンバルの向きや動画・静止画撮影のタイミングを指定でき、地図上で滑らかな曲線を描くこともできる。再現飛行は過去に飛行したフライトログをもとに飛行ルートとジンバル、カメラの動きを自動で再現する自動飛行機能となる。

この「Airpeak S1」は、2021年9月より順次出荷される予定だ。尚、価格はオープンとなっており、市場推定価格としては1,000,000円前後が見込まれている。


□ソニーグループ株式会社
プロフェッショナル向けドローン Airpeak S1を発売
かつてない自由な視点を生み出す飛行性能と撮影性能で空撮映像制作の可能性を拡張
リリース記事:https://www.sony.com/ja/SonyInfo/News/Press/202106/21-040/

Airpeakブランドページ:https://www.sony.jp/airpeak/brand/

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