安全のためにIot技術の活用

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皆さんは睡眠はキチンと取れているでしょうか?一般的には8時間必要と言われていますが、8時間だと長過ぎて目が覚める人もいれば、それ以上寝ても寝足りない人もいるように、人によって必要な睡眠時間は違います。

安全は効果的な睡眠から、という考え

必要な睡眠時間が取れていないと、何をするにしてもパフォーマンスが落ちてしまうのは皆さんにも経験があると思います。ちなみに睡眠不足になると睡眠負債というものが溜まっていくという話があります。

読んで字のごとく睡眠の借金ですね。必要な睡眠時間が取れていないと、そのダメージが蓄積するというものです。例えば5時間睡眠が2週間続くと、脳の機能として缶酎ハイを数本飲んだレベルまで低下するそうです。

ちなみに私は年中平均的に5時間睡眠なので、酎ハイを30本くらい飲んで仕事をしているような状態ということでしょうか?すみません笑 睡眠負債の真偽はともかく睡眠は大事ということですね。

我々のような業界だけでなく安全第一な仕事場では、睡眠不足による判断力や集中力の低下が思わぬ事故に繋がる可能性もありますので、こういった面も意識する必要があるといえます。

乗務員の質を上げる為の睡眠改善サポートシステム

JR西日本では、乗務員の乗務の質を上げることが安全確保の為に重要な事として、その改善ファクターの1つとして睡眠改善への取り組みを実施しているそうです。


出典:JR西日本

これはただ単に乗務員に対して睡眠に対する意識を上げるために「睡眠の記録をつけなさい」などの指導をおこなうものではなく、万歩計のような小さなIotデバイスを体に付けておくことで、就床時間・起床時間・睡眠時の状態などを自動計測しシステムの方で解析、睡眠状態を可視化し、個人に合った具体的なアドバイスをおこなうというシステムになっています。

睡眠に対するアドバイスと言っても、睡眠の記録をいちいち付けるのは続かない上に個人の主観でしかない、専門者からアドバイスをするにしても、睡眠は個人個人で違ったものになるので本当に一人ひとりに合ったものにならない、などの課題があったようです。

しかしこれを開発したことにより記録する手間も省け簡単に自分の睡眠を可視化でき、アドバイスも個人に合ったものを受けることで睡眠の質を改善できるようになります。

人は基本的に面倒くさがりな傾向があるので、継続していくにはこのような日常的に意識しないレベルでデータを取得していける形にするのがポイントになるのでしょうか。このデバイスは2017年度中にJR西日本全ての職場に導入予定で、今年中に製品化も予定しているとのことです。

話が変わりますが、iPhoneを使用している方なら知っているかもしれませんが、ヘルスケアという最初から入っているアプリ。

これは何もしていなくてもiPhoneを持ってから今まで毎日歩いた距離が、全部勝手に記録されています。面白いのでまだご存知無い方は見てみて下さい。

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