ランドログプラットフォームにAIを搭載。工事進捗管理ソリューション開発の検討開始

sugitec

概要

株式会社EARTHBRAIN(以下、EARTHBRAIN)は、クオリカ株式会社(以下、クオリカ)と共同で、屋内型の建設工事における自律飛行ドローン+AIを活用した、工事の進捗管理を自動化するソリューション開発の協業について検討を開始したと発表した。

ソリューションは2021年の夏より、トンネル工事現場等でクオリカが実験を実施しており2023年春の商用化を目指しているという。

自律飛行型ドローン+AIの工事進捗管理ソリューションの協業

従来、報告書類を作成する際には、トンネル工事の管理者がトンネル内を歩いて写真撮影をおこなっていき、工事進捗の報告書を作成しているが、この方法では人手不足や作業負荷が課題となっているのが現状だ。

このような背景からEARTHBRAINは、ドローン+AIで工事進捗管理や報告が行えるソリューション開発を行うため、優れた自律飛行ドローンとAI技術を有しているクオリカと、ランドログプラットフォーム上でのサービス実現に向け協業検討を開始した。

ランドログプラットフォームとは
コマツ社が2017年10月に設立した建設業向けのIoTオープンプラットフォーム。パートナー企業が展開しているデジタル化促進サービスやデバイスのデータを統合・活用できる基幹システムとなっている。
尚、株式会社ランドログは、2021年7月1日に株式会社NTTドコモ、ソニーセミコンダクターソリューションズ株式会社、株式会社野村総合研究所へ吸収分割し、社名を株式会社EARTHBRAINに変更している。

開発予定のソリューションは、クオリカのパートナーの株式会社Spiralの協力で、これまで管理者が行っていたトンネル内の撮影を自律飛行型ドローンで行い、資材や作業の進捗、トンネルの作業場所を自動検知・解析をすることで、撮影データから自動的に工事進捗管理ができるものとなる。

資料:EARTHBRAIN URL:https://www.earthbrain.com/news/20220520-372/

EARTHBRAINの提供するランドログプラットフォームにクオリカの独自AIを連携することで、工事の管理者は遠隔から現場進捗を確認することが可能な他、ソリューションの拡張に有用なパートナー各社の技術とのスムーズな連携や現場のニーズに合わせた柔軟な拡張性につながる。

尚、このランドログプラットフォームを活用した実証実験に関しては、2022年度中の開始を予定しているとのことだ。

参考・関連情報・お問い合わせなど

□株式会社EARTHBRAIN:https://www.earthbrain.com/
参考記事:https://www.earthbrain.com/news/20220520-372/

□クオリカ株式会社:https://www.qualica.co.jp/

□株式会社Spiral:https://spiral-robotics.com/

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