建設現場のDXを推進する株式会社GRIFFY(以下、GRIFFY)とIoTプラットフォームを展開する株式会社ソラコム(以下、ソラコム)は協業し、2026年7月1日より建設業界向けの新ソリューション「生成AI現場監視システム」のレンタル提供を開始というリリースニュースをおとどけします。
新ソリューション「生成AI現場監視システム」
本システムは、ソラコムが提供するクラウド型カメラサービス「ソラカメ」と生成AIを用いたIoTオートメーションサービス「SORACOM Flux」を活用し、SPS認定済テクノロジーパートナーであるGRIFFYが建設現場向けに最適化した自社ソリューションです。
クラウド型カメラに加えて最新の生成AI(LLM)と連携することで、「ヘルメットを着用しているか」「資材が減っていないか」といった従来は人の目に頼っていた監視・判定業務を自然言語の指示(プロンプト)だけで自動化する、建設業界向けレンタル型ソリューションです。
なお、6月17日より幕張メッセで開催される「第8回 国際建設・測量展(CSPI2026)」のGRIFFYブースにて、本システムのデモンストレーションを実施いたします。
<利用シーン例>

カメラと最新生成AIを融合し、自然言語で現場監視を自動化 プロンプトひとつであらゆる異変を検知
提供開始の背景
建設業界では深刻な人手不足により、安全管理やインフラ監視の省人化が急務となっています。
しかし、従来のAIカメラは、用途ごとに学習データの準備や個別チューニングが必要で、
高額な学習コストや実装までの期間を要するほか、現場ごとの細かなニーズへの対応が困難でした。
GRIFFYはこの課題に対し、ソラコムの高度なクラウドサービスと、GRIFFYが現場で培った「実装力」を融合。これまで下記の利用シーンに対して実証実験を進めてきました。
• 安全管理: 装備品(ヘルメット・フルハーネスなど)の未着用検知
• 資材管理: 在庫量の概算数量判定・推移記録
• 車両管理: 駐車スペースの満空判定、トンネル入坑車両の長さ計測
• インフラ点検: アナログメーターの読み取り、積雪・降灰の監視
このたび、実証実験での成果や知見を踏まえて、商用サービスとしての提供が可能と判断できたことから、レンタル提供を開始することといたしました。建設現場の規模や要望に応じた柔軟なプランをご提案します。
本システムの主な特長
プロンプト調整のみで学習コストを要さず多用途に対応
生成AIを用い、自然言語で「ヘルメットを着用しているか?」「メーターの針は適正範囲か?」といった指示を出すだけで解析が可能。現場環境やニーズに応じて検知条件を柔軟に変更できます。パトランプなどの外部機器連動やメール通知との組み合わせも可能です。
ソラカメの高い信頼性
屋外利用であってもLTE通信環境と電源があれば、すぐに利用開始が可能。フルHD・広角120度の高性能レンズに加え、IP65相当の防水・防塵性能、-20℃〜55℃の動作温度範囲を備え、屋外現場でも安定して動作します。
技術者伴走型による「使えるAI」の提供
AIの精度を左右するプロンプト設定や、解析に最適なカメラ位置の選定など、GRIFFYの専門スタッフが運用を徹底支援。非エンジニアでも使いこなせる現場主導のDXを実現します。

「第8回 国際建設・測量展(CSPI2026)」 GRIFFYブース 出展概要
会場では、「ヘルメット未着用検知」「資材量の確認」「アナログメーター読み取り」など、生成AIを活用した、実機による装備品チェックや資材管理のデモンストレーションを展示します。
• 会期: 2026年6月17日(水)〜20日(土)
• 会場: 幕張メッセ1~8ホール・屋外展示場・屋外展示場ANNEX
• ブース番号: 07-60
GRIFFYについて
GRIFFYは「建設産業の未来図を、デジタルテクノロジーで描き出す。」をミッションとして掲げ、建設ドメインに特化したDXプロダクト・ソリューションの共創事業に加え、多数の建設DXソリューションを「現場ロイド」ブランドとしてラインナップしたレンタルサービス事業を運営しています。
「現場ロイド」は累計20,000件(2025年12月末現在)を超える導入実績を有しており、現場への実装で積み重ねたノウハウとデジタルネイティブな発想の組み合わせによって、生産性向上、省人化、安全対策といった建設産業全体の共通課題と向き合うことを通じて、建設産業に携わるすべての人が幸せに働ける環境づくりに貢献してまいります。
URL : https://griffy.co.jp/
ソラコムについて
AI/IoTプラットフォームSORACOMは、世界200以上の国と地域でつながるIoT通信を軸に、IoTを活用するために必要となるアプリケーションやデバイスなどをワンストップで提供しています。製造、エネルギー、決済などの産業DXから、イノベーティブなスタートアップ、農業や防災など持続可能な地域社会を支える取り組みに至るまで、さまざまな業界・規模のお客様にご活用いただいています。
コーポレートサイト https://soracom.com
IoTプラットフォーム「SORACOM」https://soracom.jp/
ソラコムクラウドカメラサービス「ソラカメ」 https://sora-cam.com/
資料引用:ソラコム
おわりに
今回のGRIFFYとソラコムによる「生成AI現場監視システム」の発表は、従来のAIカメラが抱えていた「高額な学習コスト」や「個別チューニングの煩雑さ」という壁を、最新の生成AI(LLM)とプロンプトによって見事に打ち破る画期的なソリューションです。
この技術の可能性は、決して「固定カメラによる監視」だけに留まるものなのでしょうか。
今後の建設DXのトレンドを先読みするならば、このシステムが現場監督や管理者が身につける「スマートグラス(ARグラス)」へと組み込まれる未来は、そう遠くないはずです。
もし固定カメラからウェアラブルへと進化すれば、現場の安全性と効率性はさらにレベルは引き上げられます。管理者(もしくは、巡回型ロボ)が現場を巡回するだけで、その「視線」そのものがAIの入力ソースとなり、現場の死角は大幅に減少。
視界のなかに「ヘルメット未着用」や「足場の危険」がリアルタイムにハイライト表示されるような、映画のような世界が現実になります。
さらに、目の前のアナログメーターや資材の残量を見つめながら、「これ、異常ない?」「あと何日分持つ?」と声に出して質問すれば、
クラウドの生成AIが耳元のスピーカーから即座に答えてくれる――そんな「現場AIエージェント」との協働も夢ではありません。
スマートグラスを軽量に保ちながら高度なAI処理を行うには、高圧縮・超低遅延で映像をクラウドへ伝送する、ソラコムが得意とする高度なIoT通信インフラが不可欠です。
そして、それを現場が真に使いこなせる形に落とし込むGRIFFYの「現場実装力」があってこそ、この先進的な未来図は現実味を帯びてきます。
まずは2026年6月17日から開催される「CSPI2026」での実機デモに注目ですが、この先に待つ「人の視覚とAIが融合する未来」に、今からワクワクが止まりません。
今後も両社の動向から目が離せそうにありませんね。
【リリースニュース配信元】
□株式会社ソラコム
リリースニュース
https://soracom.com/ja/news/20260610-field-monitoring-system-using-genai-and-iot
広報 田渕
pr@soracom.jp