株式会社アトラックラボ(以下、アトラックラボ)は、小型ながら最大100kgの積載能力を実現し、
用途に応じて車幅を自由に変更できるモジュール設計を採用した産業用クローラーロボット「AT-Crawler」を開発というリリースニュースをおとどけします。
産業用クローラーロボット「AT-Crawler」

○ンダムキャノンの如し(ライター感想)
最大100kg積載と車幅変更可能なモジュール設計を採用。GPRやRI装置、ロボットアームなど多彩な機器を搭載でき、建設・インフラ・プラント・防災分野の省人化・無人化を支援します。
AT-Crawlerは、建設現場やプラント、インフラ点検、災害対応など、人が立ち入りにくい過酷な環境での運搬・調査・点検・計測を支援する産業用ロボットプラットフォームです。
左右独立型ドライブユニットによる高い拡張性と、小型ながら100kgの積載能力を両立し、多様なセンサーや作業機を自由に搭載できることで、お客様の用途に合わせた最適なシステムを構築できます。
開発の背景
建設・インフラ・プラント業界では、人手不足や設備の老朽化に加え、危険区域での点検や災害時の迅速な調査など、人が立ち入りにくい現場で活躍するロボットへの需要が高まっています。
しかし、従来の産業用ロボットは用途ごとの専用設計が多く、新たな用途へ展開するたびに新規開発や専用機の導入が必要となるケースが少なくありません。
アトラックラボは、様々な現場に対応できる「産業用クローラープラットフォーム」としてAT-Crawlerを開発しました。
搬送・点検・計測・調査・作業支援など、多様な用途へ柔軟に対応します。
AT-Crawlerの特長
■ 小型ながら最大100kg積載
AT-Crawlerは、産業用途向けのヘビーデューティなラバークローラーを採用し、小型ながら最大100kgの積載能力を実現しました。
工具や資材だけでなく、AIコンピューターや各種計測機器を搭載した状態でも安定した走行が可能です。
■ 車幅を自由に変更できるモジュール設計
左右のドライブユニットを独立したモジュール構造として設計。
中央フレームの寸法を変更するだけで、用途や搭載機器に合わせて車幅を自由に変更できます。
狭所向け仕様から大型機器搭載仕様まで、お客様のニーズに合わせた柔軟なカスタマイズを実現します。
■ センサー・作業機を自由に搭載
左右のクローラー間には必要な搭載スペースを確保することができ、用途に応じて各種センサーや作業機を組み込むことができます。
搭載例
- AIコンピューター
- LiDAR・3Dレーザースキャナー
- 地中探索装置(GPR)
- RI(放射線計測)装置
- ガス検知器
- 可視カメラ・サーマルカメラ
- ロボットアーム
- 草刈り装置
- 洗浄装置
- 散布装置
一台のプラットフォームから、多目的な産業用ロボットシステムを構築できます。
■ 優れた悪路走破性能
118mm幅のヘビーデューティラバークローラーと188mm径の大型駆動輪を採用。
未舗装路、砂利道、泥地、傾斜地、建設現場、災害現場などでも安定した走行性能を発揮します。
■ Wi-Fi・LTE・Starlinkに対応
AT-Crawlerは現場環境に応じて通信方式を選択できます。
- Wi-Fi
- LTE
- Starlink
構内から広域エリア、通信インフラが整っていない山間部や災害現場まで、遠隔操作・映像伝送・AI処理を可能にします。
■ Physical AIとの連携
AT-CrawlerはアトラックラボのPhysical AIプラットフォームと連携し、
- AI画像認識
- 自律走行
- 遠隔監視
- 異常検知
- データ収集
などを実現する次世代フィールドロボットとして活用できます。
主な仕様(標準モデル)
| 製品名 | AT-Crawler |
| 外形寸法(標準モデル) | 608 × 570 × 364 mm(L×W×H) |
| 最大積載重量 | 100kg |
| クローラー | 118mm幅 産業用ヘビーデューティラバークローラー |
| 駆動輪径 | 188mm |
| 車幅 | モジュール構造により変更可能 |
| 中央搭載スペース | センサー・作業機・ロボットアーム等を搭載可能 |
| 通信 | Wi-Fi、LTE、Starlink対応 |
| 対応機器 | AIコンピューター、LiDAR、3Dスキャナー、カメラ、サーマルカメラ、地中探索装置(GPR)、RI(放射線計測)装置、ガス検知器、ロボットアーム、各種産業用センサー |
※上記寸法は標準モデルです。AT-Crawlerは左右独立型ドライブユニットを採用しており、用途や搭載機器に応じて車幅やフレーム構成を柔軟にカスタマイズできます。
想定用途
本製品は、以下のような分野での活用を想定しています。
- 建設現場での資材運搬
- プラント設備点検
- インフラ設備点検
- 地中埋設物調査
- 非破壊検査
- 放射線測定
- 災害現場調査
- 危険区域での監視・調査
- ロボット研究・教育用途
今後の展開
アトラックラボはAT-Crawlerを、単なる搬送ロボットではなく、現場ごとに必要なセンサーや作業機を自由に組み合わせられる産業用ロボットプラットフォームとして展開してまいります。
今後は、自律走行やAI画像認識技術との連携を強化するとともに、「スパイダーロボット」「レールカム」などの自社製品と組み合わせることで、建設・インフラ・プラント・防災・物流分野における省人化・無人化ソリューションを提供してまいります。
資料引用:アトラックラボ
おわりに
今回発表された産業用クローラーロボット「AT-Crawler」について、そのスペックから現場での利活用案を考察してみましょう。
まず注目したいのが、最大積載量「100kg」という数字のリアルな凄さです。
2Lのペットボトルなら約500本、25kgのセメント袋なら4袋分に相当し、人が手押し車で運ぶには重労働となる荷物をスイスイと運べるパワーがあります。
この「100kgの積載力」と「車幅を変えられるモジュール設計」が組み合わさることが可能ならば、現在、需要が急拡大しているメガ倉庫やデータセンターにおける「不陸(床の凹凸・沈下)点検」への走行活用に向いているのではないでしょうか。
AGV(自動搬送機)が行き交う物流倉庫や、超重量のサーバーが並ぶデータセンターにとって、ミリ単位の床の歪みは設備の故障や耐震性の低下を招く深刻なリスクです。
こうした床の不陸を高精度に計測するには、重厚な3Dレーザースキャナーや各種センサーが必要となりますが、積載量100kgを誇るAT-Crawlerなら、機材を“全部載せ”した状態での自律点検が可能になります。通路幅に合わせて本体サイズを柔軟に変えられる点も、設備が密集する室内では大きな強みと言えます。
建設や防災といった屋外の過酷な現場にとどまらず、こうした高度な屋内インフラ点検まで、1台で多様な役割をこなせる非常に筋の良いロボットプラットフォームだと感じます。
今後の実証実験や、どのような現場に導入されていくのか、その展開から目が離せません。
【リリースニュース配信元】
□株式会社アトラックラボ
リリースニュース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000101.000052796.html
メールアドレス:sales@attraclab.com
アトラックラボホームページ:http://attraclab.com
アトラックラボ動画チャンネル:https://www.youtube.com/c/ATTRACLAB
株式会社アトラックラボ(本社:埼玉県入間郡三芳町藤久保16-37、代表取締役:伊豆 智幸)は、「危険な仕事、不快な仕事を、ロボットとAIの手に。」をミッションに掲げ、ドローン・UGV(無人車両)・USV(無人船舶)などの無人機にAIを実装する「Physical AI」を中核技術とするフィールドロボットSIerです。
ロボットの企画・設計・開発から、AIシステム、自律制御、遠隔操作、PoC、現場導入までをワンストップで提供し、建設・インフラ・プラント・物流・防災分野のDXを推進しています。