【ロボット技術】橋梁点検用の自走式ロボ

sugitec

こんにちは。昨日は橋梁点検に特化したドローンのご紹介をさせていただきましたが、本日は橋梁点検に特化したロボットの紹介です。

橋梁維持管理の省力化を実現する技術

今回ご紹介する「橋梁点検等」に使われる「橋梁点検ロボットカメラ」と言われるロボットですが、株式会社日立産業制御ソリューションズさんと三井住友建設株式会社さんの共同開発になります。

元々この「橋梁点検ロボットカメラ」は2014年9月より発売されておりましたが、この度、改良を加えた最新版の実証稼働をおこなったそうです。

どのようなロボットなのか

この橋梁点検ロボットですが、橋梁点検の際に点検員が目視で確認をするのに困難な場所を、伸長可能なポールに設置したカメラと、カメラを操作するタブレットを用いて点検をおこなえるようにしたシステムとなります。これを使用することで橋梁の点検を安全に、効率的に実施できるようになります。


出典:日立産業制御ソリューションズ

ロボットの特長

1.よく見える
・光学倍率が30倍のカメラで20m先の0.2mm幅のクラックを見ることが可能。
・クラック幅の測定は画面上に表示されているクラックスケールでおこなうことができ、静止画として保存が可能。
・コントラスト補正や手ぶれ補正などの映像補正で、目視性能を向上できます。

2.誰でも使える簡単な操作
・伸縮自在なポールユニットで、容易に設置が可能。
・操作端末はタブレットなので操作が簡単。
・動画を撮影しながらの静止画の保存や、動画からの静止画切り出しが可能。

3.安全に効率的に
伸縮ポールで橋の上、橋の下から橋梁の点検調査が行えるので、作業者は安全な場所で点検作業が可能。

4.持ち運びが便利
軽量でコンパクトに収納ができるので運搬が容易。大きな設置場所も必要としないので、点検の際の交通規制なども従来と比べて大幅に軽減できます。

こうやって見ると、以前にこのブログで我社に導入した「高所撮影ソリューション」の紹介をおこないましたが、それに似ています。

通常橋梁の点検の際には、足場の仮設・足場点検車の利用、ロープアクセスなどでおこなっている場合が多く、それと比べると安全性も確保され、コストの面でもかなりの削減になりますね。

今回の改良で何が変わったのか?

今回改良を加えたという「橋梁点検ロボットカメラ」ですが、何がどう変わったのでしょうか?


出典:三井住友建設

変更点はこのカメラ自体に自走機能が搭載され、撮影と移動の一連の点検作業を自動でおこなえるようになったそうです。これは大きな省力化に繋がりますね。改良前までは、点検する場所ごとに「カメラの設置」→「点検」→「撤去」の繰り返しが必要でしたが、これであれば一連作業が全て自動です。


出典:三井住友建設

こんな感じで自走装置が付いており、移動と撮影を自動的におこなってくれるそうです。

以前の場合は、カメラを操作しタブレットを見ながら損傷箇所を探す、という作業スタイルだったそうですが、この場合はカメラの設置と撤去のみをおこないます。全ての画像を規則的に撮影・取得しており、損傷位置の特定も容易におこなえるため、損傷部分の確認作業に関しては撮影データを持ち帰っておこなうようです。

損傷箇所を見つけながらその箇所を撮影するのではなく、とにかく全てのデータを取得するという動きで効率よく作業ができ、全データがあることで損傷のある箇所無い箇所のデータはエビデンスにも使用できるので、メリットは大きいですね。

新技術紹介調査・保全
技術開発でお困りですか?

スギテックでは、DXを推進していく中で、皆様が日々抱えている課題を解決するお手伝いをさせていただきます。

「技術開発を考えているが実現できる技術なのか?」「こんなことをやりたいと思っているが、費用は大体いくらかかるのか?」等、気軽に相談や見積もりができる所をお探しの方は、是非お気軽にお問い合わせください。

SUGITEC|建設業界の最新技術紹介
タイトルとURLをコピーしました