マンション改修提案、合意形成促進にVRを活用

sugitec

こんにちは。今年に入りIoTやAIなど代表的な技術がより加速度的に進化・拡大してくると言われていますが、VR(仮想現実)の技術も同様に広まってきています。

昨年からWindowsに「Windows Mixed Reality」というVRを使う標準機能が搭載され、新しいVR機器も大手各社から次々とリリースされてきています。他の技術同様、VRも今の時代に外せない技術の一つですね。

管理組合全員との合意形成促進にVR活用

現状で一番多いのはマンションなどの不動産業での使用だと思われます。今まで図面やイメージCGなどで確認をしていた物が、現実と同じ尺度で疑似体験できるという部分で、一番親和性が高いということになるでしょう。

今回ご紹介する物も管理組合員との合意形成に活用する目的のものです。

問題点は組合員全員の議論への参加

マンションなどの改修工事では、管理組合の総会で意思決定をおこなってから着工になるのが普通です。

その意思決定は、理事会や修繕委員会などの代表者が審議の中心となるために、議論の段階で管理組合員の全員が参加するということは難しいという課題があります。

工事のことも改修後の事もよく分からないけど決まったのでそれに従う、又は上が勝手に決めるので自分はあまり関係ないという感じになってくるのでしょう。

そこでVRを使った疑似体験

大京穴吹建設さんでは、改修工事後のイメージをVRで疑似体験してもらうことで、管理組合員1人ひとりに議論に参加してもらえることを目指しています。


出典:大京穴吹建設

特徴

1.改修工事の検討初期段階でも、気軽に改修工事後のイメージを持てる。
2.理事会等の代表者だけではなく、管理組合員1人ひとりに改修後のイメージを共有できる。
3.VRでイメージを共有することができるので、管理組合の合意形成促進に寄与できる。

改修後のイメージなどを擬似空間上で体験・共有することで誰にでも一目瞭然となり、あまり詳しくなくとも意見が出やすくなるという狙いですね。

VRデータはQRコードからも確認ができるようになっているそうなので、関係者に配布さえしておけばいつでもどこでも確認が可能になります。


出典:大京穴吹建設

まとめ

今までは顧客等にコンセンサスを得るための方法として、イメージCGなどを「見せる」という方法で確認をとっていましたが、VRでは「見せる」ではなく「体験」に変えます。

どちらの方が合意を得やすいか?または意見を引き出しやすいかは言うまでもないでしょう。

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