面白法人カヤックとコマツが協業で新サービス開始

sugitec

こんにちは。毎日暑い日が続きます。ひとまず週末には一旦落ち着くということで安心ですが、それでも普通に暑いことには変わりないので体調には気を付けていきましょう。

何やら今週末は台風も近づいてくるようなので、そのあたりも要警戒です。

さて、本日はICT建機などスマートコンストラクションを推進するコマツが、株式会社カヤックとスマートコンストラクションの企画・開発分野全般において協業することを発表されました。

早速「Kom Eye AR(コムアイエーアール)」という新サービスを共同開発中ということで、そちらをご紹介したいと思います。


出典:コマツ

協業している面白法人カヤックとは?


出典:面白法人カヤック

株式会社カヤックさんと言えば若い世代の人は勿論、今ではかなり有名な企業さんなので知っている方も多いと思いますが、「面白法人」と言われる所以はカヤックさんのWebサイトを見れば一目瞭然です。以下ちょっと面白いのでその特異な制度を少しご紹介。

サイコロで給料が決まる「サイコロ給」
カヤックの社員は毎月サイコロを振って最終的な給料が決まります。給料の全額ではなく「基本給×サイコロの出目%」の額を基本給に+αするシステム。

面白採用キャンペーン
・いちゲー採用
ゲームの上手さで内定を出すシステム。部活やサークル、アルバイトなどで得られた経験を評価するならば、同様にゲームに捧げた情熱と時間を評価しようという、開発会社でもあるカヤックならではの採用法。

・履歴書不要のエゴサーチ採用
エゴサーチとは自分自身の検索。日頃情報発信をおこなっている個人であれば、エゴサーチの結果自体がその人の活動の履歴になります。履歴書でなくGoogle検索での検索結果がエントリーシートになる仕様。

・4月1日限定。経歴詐称OKのエイプリル採用
「嘘をつくのも才能のひとつ」エイプリルフール限定で、ウソのエントリーシートで本当に書類選考をおこなうというとんでもない企画。経歴詐称で1名の社員が入社したそうですが、とても実直に働いているそうです笑

以上のように一部だけ紹介しましたが、まだまだ良い意味でとんでもないことを色々とされていますのでご興味のある方はカヤックさんのWebサイトを御覧ください。

単に面白いことをされているだけでなく、カンヌをはじめとする有名な賞の受賞履歴も数多く持つ、IT業界の中でもトップのクリエイト力を持つ企業です。

高クオリティ且つ他にはない面白いものを一緒に作って欲しい。そんな期待に応えてくれる稀有な企業と言えます。

コマツの新型ショベルに搭載予定「Kom Eye AR」

さて、新サービスの「Kom Eye AR」の方ですが、コマツが昨年に発売した新型ショベル「PC200i-11」に搭載されるそうです。市場には8月から導入開始が予定されています。


出典:コマツ

その名の通りARを前提としたシステムで、完成後の設計3Dモデルデータをリアルタイム合成し、現場作業者はそれを確認しつつ作業ができるというもの。

Kom Eye ARの機能

1.3D設計面のAR表示機能
運転席に設置したタブレットの画面に、ステレオカメラで撮影した映像と3Dモデルデータをリアルタイム合成表示。作業者は設計通りに施工が進んでいるかを確認しながら作業可能。

2.建機の状況表示機能
2DのミニマップとHUD(ヘッドアップディスプレイ)表示で、施工図面上における建機の現在位置や向いている方向、姿勢などの状況が画面上で確認可能。

3.データ連携機能
タブレットからスマートコンストラクションのクラウドへ接続。常に最新の設計図面やモデルデータをダウンロード表示可能。

ARで3次元モデルを確認する方法としては、よくご紹介しているMicrosoftのHoloLensがありますが、運転席のモニター上で手軽に確認できるのは良いですね。

しかも図面に何か修正更新があってもクラウドで常に最新の状況が反映されるというもの楽ちんです。今後はこういったAR合成を活用した確認しながらの作業は土木以外でも増えてくるでしょう。

まとめ


出典:コマツ

このシステムもそうですし、カヤックさんと組んだコマツさんのスマートコンストラクションから今後も画期的なシステムが出てくるのは間違いないと予想します。

一流のIT企業と組むことによるオープンイノベーションで、既存の業界の既成概念を覆すようなアイデアから更に進化していくのは間違いないでしょう。

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