長谷工がオープンイノベーション推進の本格化

sugitec

こんにちは。毎日暑い日が続きますが、こんなにも暑いと車に乗られる方も気を付けなければなりません。さすがに毎日この暑さが続くと車のトラブルにも繋がるようです。

この時期、JAFの出動状況で一番多いのがバッテリーの上がり。次いでタイヤのパンク・破裂などだそうです。温度が高いと当然タイヤの中に入っている空気の温度も上がります。ただでさえアスファルトの上を走りますから…

それが原因でタイヤ関係のトラブルが起こりやすくなっているということ。くれぐれも車に乗っている際に違和感を感じたら無理して動かさずに車屋さんやJAF等に連絡しましょう。

さて、本日は長谷工さんが安全安心で快適な住まいと暮らしの実現に向け、ICT活用とオープンイノベーションの推進を本格化させる、という発表がありましたので、そちらの話題です。

各種メーカーや企業、大学・研究機関等と幅広く連携

昨今では、一昔前とは比較にならないくらい、毎日新しい技術の開発情報やアップデート情報が飛び交っており、その分野も人工知能AI・センサー・AR・VR・ドローン・通信関連・クラウド・ロボットなど、多岐にわたります。

働き方改革を推進するためにこれらの技術は必要不可欠になってくるわけですが、はっきり言ってこれだけの技術を自社だけで追いかけるのは無理があります。

そこでオープンイノベーションを活用

オープンイノベーションとは?

一昔前までは、システムや技術などは自前で研究開発してブラックボックス化し、知的財産管理を優先した、所謂「クローズドイノベーション」が推進されていました。いわばその「クローズドイノベーション」の対義語となるのが「オープンイノベーション」。

自社内だけの経営資源で何か技術等を開発するのではなく、外部資源を活用して開発をスピーディーにする他、他分野が持つアイデアやノウハウなどを組み合わせることで、イノベーションに繋げる方法論です。

どう考えても自社単独で開発するのは今の時代ではスピード感が遅いですしコストもかかります。開発後のマーケティングや営業での収益化まで時間がかかるのもあります。

ここ最近出てくる技術はほぼこの形が多いですね。どう考えてもスピード感が違います。ただ、オープンイノベーションにもデメリットはあります。

オープンイノベーションのデメリット

良いことづくめに見えるオープンイノベーションですが、デメリットとしては技術の流出リスクがあるという所。自社で考えた技術やアイデアがそのまま盗まれて製品化されてしまうという可能性も相手次第では有りえます。

また、他業種の人材との連携が必要となってきますので、相応の知識や交渉術も必要になってくるという部分でしょうか。

住まい情報と暮らし情報のプラットフォーム

ということで、今回発表のあった長谷工さんのオープンイノベーションを活用した取り組みですが、「住まい情報と暮らし情報のプラットフォーム」と称しその構築に向けて、各種メーカーやベンチャー企業、大学・研究機関など、幅広く連携をとっていくとのこと。


出典:長谷工コーポレーション

構築の活用イメージ
・建築生産プロセスでの情報高度化利用
・ICTマンション商品企画の推進
・労働者不足を補う新たなマンション管理手法の確立と技術の導入
・データに裏付けられた保守・修繕の最適化
・子供、高齢者が安全に暮らせるセキュリティシステム、見守りシステム

マンションに住む人の住まい情報暮らし情報など、情報を可視化することでより快適な暮らしを提供するという目的のプラットフォームです。

ちなみにこれまで長谷工さんではオープンイノベーションで以下のような協業成果を上げてきています。


出典:長谷工コーポレーション

このような形で色々な分野でのサービスをスピード感をもってリリースしていけるのは強いですね。

まとめ

自社内のみで開発しそれ自体をブラックボックス化する形では、新しい技術や価値観を取り入れるということが難しくなりますし、そもそも自社のみで新たな創出を完結させるということ自体が難しくなってきているということもあります。

自社にはない知識・ノウハウを持っている外部企業などと協力し、様々な価値観を取り入れることで全く新しい技術やアイデア、価値などが創造できる可能性が高まります。

これからは(既にそうですが)組織の壁を越えるプロジェクト推進が重要と言えそうです。

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