日建設計とジオクリエイツ、リモートで避難訓練ができるVRツール発表。

sugitec

こんにちは。いよいよ本日から東京ビッグサイトでの建設DX展が開催です!期間は本日12月6日(月)~8日(水)となっております。先日のインテックス大阪では大盛況のうちに終えられました。今回は東京ということで来場者数は更に増えることでしょう。

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さて、本日は株式会社日建設計(以下、日建設計)と建築VRを展開している株式会社ジオクリエイツ(以下、ジオクリエイツ)が、リモート環境下で避難訓練を実施できるVRをツールを共同開発したという発表がありましたので、そちらをご紹介。

日建設計とジオクリエイツが共同開発。バーチャル避難訓練対応のVRツール

[aside type=”normal”]記事のポイント

・日建設計と建築VRを展開するジオクリエイツは、リモート下で避難訓練を中心に様々な案内や誘導・検証に役立てられるVRツールを共同開発した。

・VRツールは実際のオフィスで実証実験が行われているそうで、働き方の多様化している昨今、VRを利用し安心安全な場所づくりや働き方実現を目指し展開を進めるという。

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出典:日建設計

このVRツールですが開発された背景として、近年のコロナ禍で建物の避難訓練をリモートで実施するために、まずは構想されたそうです。今やコロナの影響で働き方も多様化しています。

避難訓練自体は多人数の同時参加で行うことが効果的であるものの、多人数で集まって、という訳には中々いかない時代となっていますので、リモート環境を利用し、さらに臨場感のあるVRを活用しているということになります。ただし、VRはVRゴーグルを付けてこそ、ではありますが、まだまだ誰しもがお手軽に、という訳ではありませんので、PCやスマートフォンからでも参加できることを条件として開発されているそうです。

ユーザー参加による避難訓練を実施し、それを記録できるというVRツールなので、避難の動線をクライアントと設計者、そしてユーザーで共有することもできるようです。建設業界ではデジタルツインを活用した技術が色々と発表されてきていますが、最近ではFacebook社がメタバースをもとにしたMetaに社名を変更したようにメタバースが話題となり、より空間概念が拡張される時代となりました。そのような時代において、このVRツールは新たな価値を生み出すサービスとなっています。


出典:日建設計

ユーザーはVRゴーグルを付けることで、まるで現実のように多人数で参加している臨場感のある避難訓練を体験可能で、避難の際の人の流れや視線等の探索行動も解析が可能とのこと。当然PCやスマートフォンでも参加可能ですが、本来の力を発揮するのはやはりVRでしょう。
(VRはデジタル空間に入った状態での自分自身の一人称視点に対し、PCやスマホは現実から画面を見ている状態です)


出典:日建設計

機能面では、「どこからでも多人数でそれぞれ個人がアバターリモート参加できる」「様々なシチュエーションに対応」「混雑を避難速度や時間に反映できる」「視線や人流の分析」「サイン・機材等の要素合成・ABテスト」というように様々な機能を備えています。

現実には中々難しいシチュエーション対応などはデジタルならではです。深夜に皆が集まって避難訓練をやる、なんてことは厳しいですもんね。しかも地震や火事など災害の種類も選べますので、様々な状況を仮定し且つ臨場感のある訓練が行えるということです。

企業が避難訓練を行うには色々な調整が必要で、中々簡単にできるものではありません。コロナ禍で色々な状況が変わりリモートが当たり前の状況にもなりました。そんな中誕生した今回のツール。まさに今の時代に合ったツールとなっていますね。


□株式会社日建設計
VRを利用して、リモート下での避難訓練・検証を簡単に
リリース記事:https://www.nikken.co.jp/ja/news/press_release/2021_12_03.html
※お問い合わせに関しては、上記リリース記事の下部よりお願い致します。

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