こんにちは。ドローンの話題が続きます。このブログでは幾度とご紹介してきた、ドローン業務の完全自動化を目指す株式会社センシンロボティクス。
知識がなくてもドローンの業務自動化を容易に実現させるプラットフォームの「SENSYN FLIGHT CORE」や、ドローンの自動離発着、自動充電に対応したドローン基地の「SENSYN DRONE HUB」などのソリューション。
また、他社との業務提携も活発で、システム開発やIoTを手掛けるベイシス株式会社とのドローン点検サービスにおける業務提携や、多くの賞を受賞した画期的な次世代ドローンを開発した株式会社エアロネクストとの業務提携など、話題に事欠きません。
そんなセンシンロボティクスですが、この度「SENSYN FLIGHT CORE」の技術が、ソフトバンク株式会社のドローンサービス「Sora Solution」に採用されたとのこと。
SENSYN FLIGHT CORE
特別な知識・技術なしで誰にでもドローンでの業務自動化が簡単に行える総合プラットフォーム。簡単にフライト設定を行えるだけでなく、フライトプラン・実績データの一元管理、複数機での同時飛行や様々なメーカーのドローンへの対応、ＵＴＭへの接続など、業務自動化に不可欠な拡張機能を備える。
自動航行、撮影データのクラウド管理で見落としやミス軽減
ソフトバンクの「Sora Solution」ですが、簡易にドローンを利活用してもらう事を目的としたサービスで、作業者の技術には依存せず「誰にでも」「簡単に」ドローンを利用することが可能。
これまでにない空からの視点を導入することで、目視点検・緊急時の現地確認・俯瞰確認が可能となります。
出典：センシンロボティクス
利用イメージ
出典：ソフトバンク
Sora Solution概要
１．ドローンについて
サービス開始時点は、導入企業がドローンを日常的に活用することを想定し、軽量かつ折りたたみ式のコンパクトな設計で携帯性に優れた、DJI「MAVIC2 ENTERPRISE」を提供。今後もライナップは拡充していく予定とのこと。
２．アプリケーションについて
（１）自動航行機能
ドローンの航空ルートを事前に設定することで、ルートに沿った自動航行が可能です。また、複数のドローンの機体や複数の航空ルートを設定し、一元管理することができます。
出典：ソフトバンク
（２）自動撮影機能
航行ルートごとに事前に撮影ポイントを設定しておくことで、自動で静止画撮影を行うことが可能。
出典：ソフトバンク
（３）画像ポータル機能
航行実績や撮影箇所および撮影画像を自動で記録し、管理画面から過去の記録を閲覧することができます。また、航行ルートに沿った番号がマップに自動で配置され、視覚的にわかりやすく画像を整理できる機能も搭載。
出典：ソフトバンク
（４）レポート機能
撮影画像にコメントを記入し、管理者と作業者で共有することが可能。点検箇所の情報共有や指定箇所への指示などに活用できます。
出典：ソフトバンク
まとめ
これはいわゆるソフトウェアOEMという形ですね。ソフトバンクの「SoraSolution」がカスタマイズされているかどうかは分かりませんが、今の所見る限り「SENSYN FLIGHT CORE」と同機能であることはうかがえます。今後ソフトバンクが独自の方向にカスタマイズしていく可能性もありそうですね。
それにしてもソフトバンクがOEM採用する「SENSYN FLIGHT CORE」はそれだけ完成度が高いプラットフォームなのでしょう。個人的に「SENSYN FLIGHT CORE」は外壁点検も自動化できる点が素晴らしいと思います。
この手のドローン点検システムは他にもありますが、大体がＸ、Ｙ軸の平面でしか動けないので、建物の外壁点検を行うことは難しいです。しかしSENSYN FLIGHT COREでは、Ｚ軸である高さの制御もできることから、外壁面の点検も簡単にできる他、同じ箇所で高さを変えて撮影するようなシチュエーションにまで簡単に対応します。
恐らく現時点でドローンの業務自動化サービスとして機能的にも使いやすさ的にもトップレベルの物になっているでしょう。頻繁に行う点検をドローンに置き換えたい方は要注目です。
◆記事参考：センシンロボティクス「センシンロボティクスの『SENSYN FLIGHT CORE』の技術が ソフトバンクのドローンサービス『SoraSolution』に採用されました」
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