アンドパッド
日本住宅保証検査機構と協業。

sugitec

概要

クラウド型建設プロジェクト管理サービス「ANDPAD」を運営する株式会社アンドパッド(以下、アンドパッド)と住宅瑕疵保険を提供する株式会社日本住宅保証検査機構(以下、JIO)は、住宅業界の生産性向上を目的に、協業を開始。「ANDPAD」とJIOの提供する「JIO Webシステム」※1のシステム連携を行い、住宅瑕疵保険および検査に関わる業務効率化へというリリースニュースをお届けします。

ANDPAD ✕ JIO Webシステム

背景

住宅の安全性を確保する上で必須である住宅瑕疵担保責任及びこれに付随する検査にまつわる業務において、情報の二重入力・FAXによる申請・煩雑な日程管理などの非効率な業務が多く生じています。
日々の業務の効率化、さらには住宅業界のDX推進という観点において、これらの課題解決を避けて通ることはできません。

本協業の目的

アンドパッドが開発・提供を行う「ANDPAD」とJIOの提供する「JIO Webシステム」のシステム連携により、現場業務のムダをなくし、生産性の向上を目指します。

本協業の内容

本協業では、以下3つの機能連携を行います。

1. 案件・物件情報のシステム間連携(新築瑕疵保険対象)
「ANDPAD」と「JIO Webシステム」間の案件・物件情報の連携を行うことにより、
これまでそれぞれのシステムに手入力していた情報を共有、「JIO Webシステム」から素早く保険申し込みが可能になります。
案件・物件情報の転記作業を省き、手間の削減とともに登録ミスを防ぎます。

2.検査スケジュールを「ANDPAD」へ反映(新築瑕疵保険対象)
「ANDPAD」には、期間中の重要な日程を一覧で管理できるマイルストーン機能があります。
今回の連携により、検査スケジュールがマイルストーンの一覧へ自動で反映されるようになります。
案件に関係する全員がいつでも確認することができ、登録・管理の手間が省けるとともに、現場での検査忘れの防止に役立ちます。

3.「ANDPAD」からの検査予約機能(リフォーム・既存瑕疵保険対象)
これまでFAXで行っていた検査予約を、「ANDPAD」を通して行うことができます。
「ANDPAD」を使うことで、いつでもどこからでもJIOへの検査の予約が行えるようになりました。※2

本連携は、本日より提供開始いたします。
「ANDPAD」と「JIO Webシステム」をご利用中の企業の皆様はすぐにご利用いただけます。※3
アンドパッドでは今後も、住宅業界の現場でかかえる煩雑な業務の削減及びペーパーレス化に貢献してまいります。

本プレスリリースでご紹介している連携機能を活用し、住宅瑕疵保険および検査に関わる業務の効率化につなげる方法をご紹介いたします。
具体的な機能説明やデモンストレーションのご紹介も予定しております。ぜひご参加ください。

日時:2023年4月25日(火) 10:00~11:00
会場:オンライン
詳細:https://andpad.jp/seminars/52403202_jio

※1 JIO Webシステムとは、JIOの住宅瑕疵保険を利用される事業者様が、インターネットを通じて保険契約手続きを行うためのシステムです。
※2 JIO Webシステムでの予約が出来なかったリフォーム・既存瑕疵保険の検査を対象としております。
※3 本機能は、ANDPADユーザーかつJIOで契約のある企業様がご活用いただけます。ご利用には設定が必要です。まずはANDPADまでお問い合わせください。

■株式会社日本住宅保証検査機構について
1999年創立以来「安心と信頼」を社是とし、住宅瑕疵保証業務、登録性能評価機関業務を通じて住宅瑕疵の低減や住宅性能の向上へ取り組んでまいりました。2008年8月より、国土交通大臣指定の住宅瑕疵担保責任保険法人として新築住宅を購入される消費者保護のための住宅瑕疵保険業務を開始し、2020年4月に新築住宅瑕疵保険「JIOわが家の保険」の保険契約戸数が累計200万戸を達成。また、中古・リフォーム市場に「安心と信頼」をもたらす保険商品の開発、普及活動を通じて、既存(ストック)住宅の質の向上と長寿命化にも取り組み、『日本の家をまもるJIO』として豊かな住生活の実現を目指しております。

・株式会社日本住宅保証検査機構ホームページ https://www.jio-kensa.co.jp/

■「ANDPAD」について
「ANDPAD」は現場の効率化から経営改善まで一元管理できるシェアNo.1※クラウド型建設プロジェクト管理サービスです。2016年に提供を開始し、直感的で使いやすさにこだわった開発と導入・活用への徹底したサポートで、利用社数15.6万社を超えております。国土交通省のNETIS (新技術情報提供システム) にも登録されており、41.3万人以上の建設・建築関係者が利用しているクラウド型建設プロジェクト管理サービスとなっております。
2021年11月に「ANDPADアプリマーケット」を公開、連携パートナーとともに建設業界全体でのDX化に取り組んでいます。
詳細:https://andpad.jp/
※「クラウド型施工管理サービスの市場動向とベンダーシェア」(デロイト トーマツ ミック経済研究所調べ)

資料引用:ANDPAD

おわりに

瑕疵とは、本来あるべき性能や品質を持っていないことです。
住宅の場合、建築基準法に定められた基準を満たしておらず、重大な欠陥がある状態です。
瑕疵保険に加入している住宅であれば、購入後に欠陥が見つかっても無償で修繕してもらえます。

瑕疵保険とは、住宅の検査と保証がセットになった保険制度です。
国土交通大臣が指定した住宅専門の保険会社(住宅瑕疵担保責任保険法人)が保険を引き受けます。
住宅の購入者ではなく、事業者が加入する仕組みで、購入した住宅に欠陥が見つかった場合は、補修等を行った事業者に保険金が支払われます。

新築住宅と中古住宅のどちらも瑕疵保険の加入対象です。新築住宅は、建設工事完了日から1年以内に引き渡しまたは売買契約の締結が行われた住宅です。中古住宅は、新耐震基準を満たすことが要件です。

新築住宅の売主は、住宅の主要構造部分の瑕疵について10年間の瑕疵担保責任を負う義務があります。
しかし、売主の倒産などによって瑕疵担保責任を十分に果たせない場合、住宅購入者に大きな費用負担が生じます。

そのため、住宅購入者の利益保護を目的に、2007年に住宅瑕疵担保履行法が成立・公布されました。
瑕疵担保責任の履行が確保されるように、新築住宅等の売主等に対して「保証金の供託」または「保険加入」が義務付けられました。事業者が倒産して補修を行えない場合、住宅購入者は保険法人に保険金を直接請求できます。

中古住宅の瑕疵保険は、新築とは異なり「任意加入」です。中古は築年数や使用状況によって品質に差が生じます。そのため、物件購入後に欠陥や不具合が見つかるかもしれません。

中古住宅の売買契約は、売主が「宅建業者」と「一般の方(個人間売買)」の2種類。売主が宅建業者の場合は、宅建業法上の瑕疵担保責任の義務に対応するため、2年間の保証が付くのが一般的です。一方、個人間売買の場合、保証なしで売買されることも多いです。
そのため、中古住宅市場では、特に個人間売買において瑕疵保険の必要性が高まっているといえるでしょう。


参考・関連情報・お問い合わせなど

□株式会社アンドパッド
リリースニュース:
https://andpad.co.jp/news/2381/
広報部 TEL:03-6831-4550
E-mail:info@andpad.co.jp

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