兼松由奈選手
FCR-VITA、KYOJO CUP参戦@富士スピードウェイ

sugitec

概要

兼松由奈選手から5月13日、14日に富士スピードウェイで開催されたFCR-VITA、KYOJO CUPの2レースへの参戦報告が送られてきました。

FCR-VITA、KYOJO CUP参戦

そもそもVITAとは?

VITA(ヴィータ)とは国内のレーシングコンストラクターであるウエストレーシングカーズが開発したレーシングマシン『VITA-01』によるレースシリーズです。

VITA-01は安全で低コストなレーシングカーとして開発され、新車価格は375万円(税抜/タイヤ・ホイール無し)と他のレーシングカーと比較しても安く抑えられています。
車両を購入したままの状態、いわゆる吊るしの状態でそのままレースに出場することができます。

VITA-01を使用したレースは2010年に鈴鹿サーキットでスタートし、2023年は全国7サーキットで開催されます。VITA-01を使用したレースはスプリントレースとして開催されることが多いですが、耐久レースも行われています。

KYOJO-CUPとは?

VITA-01は2017年に関谷正徳氏がプロデュースした女性だけの本格的レースシリーズである競争女子選手権『KYOJO-CUP』の競技車両として採用されるなど、国内で拡大を続けるアマチュアレーサー向けのレーシングカーです。

それでは、以下の文面は兼松由奈選手のオリジナルを掲載しています。
では、リザルトをご覧ください。

2023/5/13 FCR-VITA 第1戦

#610 恒志堂レーシングYOSHIMI VITA
予選 24位/33台
決勝 24位/31台

今回のレースウィークは前日練習の金曜日以外雨が続いており、土曜日の予選も雨の中行われました。
雨の予選では、コースアウトや走行位置調整のためペースダウンをしたりするとすぐにタイヤが冷えてしまうため、なるべく場所をキープでアタックを続けましたが、水しぶきで前が見えないのに加え、前を走る車両のペースもあまりよくなく、良いアタックをすることができないまま20分の予選が終了し24番手となってしまいました。

決勝も雨の中行われ、レース中盤ではかなり強い雨となりました。1周目で先頭集団の車両のスピンによって順位を18位まで上げましたが、自身のスピンで最後尾まで順位を落としてしまいました。
その後アタックを続け24番手まで戻り、チェッカーとなりました。

2023/5/14 KYOJO CUP 第1戦

#610 恒志堂レーシングYOSHIMI VITA
予選 6位/22台
決勝 18位/22台

日曜日は朝は霧雨程度で、予選時間には雨は止んでおり、少しずつ乾いていく路面での予選となりました。今回は自身より少しだけペースの遅い車両のしばらく後ろを走行し、ペース調整をしながら前車のスリップストリームを上手く利用し、6番手タイムを出すことができました。過去最高グリッドでのレースとなり、非常に嬉しい予選結果となりました。

雨が降る決勝1Lap目、水しぶきで前車が見えない恐怖でスピードを落としすぎ、コカ・コーラコーナーで順位を9番手まで落としてしまいますが前を走る集団へは着いていけるペースで走れていたため、前日のようなミスをしないよう丁寧に走りチャンスを待ちました。
途中雨が強くなりセーフティーカーが入ることとなり、7Lap目からレース再開となりました。しかし、GRスープラコーナーで自分の前を走る#87山本選手、#225富下選手の2台が同時にスピンし、それをアウト側へ避けようとしたところ避けきれず接触し、車両ダメージにより走行不能となってしまいました。この時点でレースリタイアとなるのですが、規定周回数の8Lapをクリアしていたため18位という順位となりました。

むすびに

両レースとも納得のいく結果を残すことができず、非常に悔しいレースとなりました。
予選の位置取りやタイムの出し方、レース中にミスをしなことや他車のミスに巻き込まれないような判断力など、レースに対する強さがまだまだ足りていないことを痛感しました。
今シーズンは残り3戦ありますので、KYOJO CUPでの入賞を目指し引き続き頑張ります!

次戦は7/22、23に富士スピードウェイで開催されます。KYOJO CUPは23日(日)に開催され、女性だけのプロレースシリーズです。女性だけで戦う、非常に見ごたえのあるレースになっていますので、機会がございましたらこちらもぜひ観戦に来ていただけますと幸いです。

再来週にはまた全日本ラリー丹後が開催されます。レースもラリーも良い結果が残せるよう頑張りますので、引き続き応援していただけますと幸いです!

最後に、全日本ラリー丹後をおさらいしておきましょう。

YUHO RALLY TANGO supported by Nissin Mfg

丹後縦貫林道を主舞台に100kmオーバーのSSを設定

ユネスコ世界ジオパークに認定された山陰海岸ジオパークの地質遺産が残る海岸線など、豊かな自然環境と温泉やカニを代表する海産物など食のバラエティに富んだ観光資源にあふれる京都府京丹後市を拠点とするラリーは、丹後半島を南北に縦断する京都府が開設した延長約50kmの丹後縦貫林道が舞台となります。

ギャラリーステージは2日間にわたり2カ所用意され、6月10日(土)は林道観戦場所、11日(日)は森林公園スイス村内をそれぞれ2回走行する予定です。
迫力ある走行シーンをお楽しみください。

日程:2023年6月9日〜11日
開催地:京都府京丹後市
総距離:300km
SS路面:ターマック
主催団体:モータースポーツクラブシンフォニーオブ京都(共催)、大阪電気通信大学体育会自動車部
ウェブサイト:http://rallytango.com/

このところ、雨のレース展開が続く兼松由奈選手。
5月26日現在、猛烈な勢力に成長した台風2号はフィリピンの東の海上を西に進行中。
来週はじめには沖縄の南に進むと予報されていますが、本州に上陸となれば、再来週まで影響が出るかどうかは未知数です。丹後縦貫林道のコンディションも気がかりでもあります。
スポンサーとして、安全とご武運をお祈りいたします。

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