Teledyne FLIR
迅速で効果的な検査を可能にするEx Proシリーズ サーモグラフィカメラを発売。

sugitec

概要

Teledyne FLIR は9月20日に、フォーカスフリーのFLIR E5 ProおよびFLIR E6 Proカメラを発表
従来のExシリーズサーモグラフィカメラと同じ全自動、ガンタイプ型で、より大きな3.5インチのタッチスクリーンディスプレイと、FLIR Igniteクラウド接続機能を備えたEx Proシリーズ サーモグラフィカメラを今回はクローズアップします。

Ex Proシリーズ サーモグラフィカメラ

この汎用性の高いカメラは、主に機械、建築物、電気設備の赤外線検査など、至近距離かつプロフェッショナルな用途に対応して設計されています。水の浸入、空気漏れ、電気的接続、機器間の温度差、機器の故障の兆候などを検出します。

FLIR Ex Proはデータの共有にFLIRオリジナルオンラインクラウドサービスFLIR Igniteが利用できます。現場で撮影した静止画データは従来のようにUSBケーブルでPCに取り込むことができる他、カメラがWi-Fiに接続した状態であれば、FLIR Igniteクラウドサービスに撮影画像を自動でアップロードできます。FLIR Igniteの無料ストレージは、1GBです。
ヘビーユーザー向けには、年間ストレージ購入オプションもご利用いただけます。

FLIR Igniteクラウドは、インターネット上に存在し、撮影画像は様々なモバイル機器やPCからアクセスできます。データシェアリングの手間を大幅に削減することができます。

より高度な編集やレポート作成が必要な場合は、ファイルをFLIR Thermal Studioソフトウェア上で解析することができます。Teledyne FLIRのグローバルビジネス開発担当ディレクターであるRob Milnerは次のように述べています。
「今日の状態監視保全のデータ効率化が求められるなか、Ex Proシリーズのようなクラウド対応の接続型サーモグラフィデバイスは有効なツールです。この機器を使えば、検査員はデータ取り出しに費やしていた時間を削減できます。

「FLIR IgniteクラウドとFLIR Thermal Studioを利用することで、検査員は潜在的な機器の故障についての認識が深まり、メンテナンスの必要性をより正確に予測可能になります。」
FLIR Ex Proシリーズは、従来品より高画素なLCDを採用し、FLIR E6 Proの240 × 180ピクセル、FLIR E5 Proの180 × 120ピクセルの解像度とそれぞれ組み合わせることで、より鮮明な画像を得ることができます。

また、Ex Proシリーズのカメラには、5MPデジタルカメラとLEDランプが内蔵されているため、検査エリアをよりよく把握し、低照度の環境下でも画像の詳細を捉えることができます。

フリアーシステムズが特許を取得したスーパーファインコントラスト(MSX)機能では、熱画像上に可視カメラのエッジディティールを重ね合わせることで、暗い場所でも温度データを損なうことなく、より詳細な状況を把握できます。
また、新しい画面上の注釈を活用して、重要な発見を強調することもできます。屋外や産業の過酷な環境に対応するため、Ex Proカメラの全製品は2mまでの落下テストを実施しています。
頑丈なフォームファクターは、IP54規格、耐衝撃性25G、耐振動性2Gを満たし、さらに保護用のレンズキャップが内蔵されています。

FLIR Ex Proシリーズのカメラは、1つのバッテリーで4時間の連続使用が可能で、バッテリーを素早く交換して充電することで、長時間使用できます。各製品には、取り外し可能な充電式バッテリー、ハードケース、電源アダプター、が付属しています。先に発表されたFLIR E8 Proに加え、FLIR E5 ProおよびE6 Proは、Teledyne FLIRおよび正規販売店から世界中で購入可能です。

詳細および購入については、www.flir.com/ex-pro をご覧ください。

Teledyne FLIRについて

Teledyne Technologiesの一部門であるTeledyne FLIR は、防衛・産業用インテリジェントセンシングソリューションにおける世界的リーダーであり、世界中で約4,000人の従業員を擁しています。

1978年に設立された同社は、命や暮らしを救う意思決定をプロフェッショナルがより迅速かつ的確に行えるように支援する先進的なテクノロジーを生み出しています。
詳細については、www.teledyneflir.comをご覧いただくか、@flirをフォローしてください。

資料引用:フリアーシステムズジャパン株式会社

おわりに

低層階や1Fなどのエントランスの打診調査で、手軽にハンディタイプで外壁の浮きを確定できる調査員の新たなギア候補ではないでしょうか。
導入コストとなると、E5、E6、E8の各相場は25万、40万、56万となかなかのお値段です。


参考・関連情報・お問い合わせなど

□フリアーシステムズジャパン株式会社
リリースニュース:
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000034.000027932.html

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