アドダイス✕トライプロ
AI見守りで熱中症リスクをお知らせする現場作業員のための労災防止サービスを共に提供開始。

sugitec

概要

8月も本州付近は背の高い高気圧に覆われやすく高温になると気象庁は予報。
猛烈な暑さは継続傾向でチベット高気圧は平年より北に偏り勢力が強い見込みです。

8月に高温が予想されている原因には、地球温暖化や今発生しているラニーニャ現象の影響もあります。ラニーニャ現象が発生している時、8月を中心とする3か月(7月~9月)の統計的に有意な傾向は、平均気温が東日本と西日本で平年並みか高いとのことです。
ちなみに、本日も京都では「熱中症警戒アラート」が発令継続中です。

四季の中で「夏」という期間が長くなる中での、日々の経済活動をするうえで、大切なのは、やはり、「健康状態」でしょう。

本日は独自の特許技術「SoLoMoN® Technology(以下:ソロモン・テクノロジー)」に基づく人工知能「ResQ® AI(レスキューAI) 」を活用した株式会社アドダイス(以下、アドダイス)から、熱中症リスクをお知らせする現場作業員のための労災防止サービスのリリースニュースをお届けします。


独自AI技術ソロモン・テクノロジーに基づくResQ AIに新たに「ResQヒートスコア(β版)」搭載

アドダイスは、2022年7月25日、株式会社トライプロ(以下、トライプロ)に対し、独自の特許技術「SoLoMoN® Technology(以下:ソロモン・テクノロジー)」に基づく人工知能「ResQ® AI(レスキューAI) 」(https://ad-dice.com/solution/resq-live/)を活用した、健康を見守り熱中症リスクをお知らせする、ドライバー・倉庫作業者など現場作業員のための労災防止サービスの提供を開始いたします。

資料引用:アドダイス
資料引用:アドダイス

ResQ AIによる労災防止サービスについて

1.導入の目的
トライプロは、運輸・運送・倉庫事業者における乗務員、ドライバー、倉庫作業員等の安全・安心を支援するシステム等の開発・製造・販売を行う企業です。

近年の夏季気温上昇やマスク着用により、現場作業員の熱中症リスクは増加する一方です。
現場で働く方々を熱中症から守り、夏季においても安心・安全に業務に取り組んでいただける環境整備を目指して、このたびの労災防止サービス提供開始に至りました。

2.内容
現場作業員の方に、腕時計型バイタル測定機器「ResQ Band」(https://ad-dice.com/solution/resq-band/)を装着していただき、バイタルデータを取得。
データをクラウドの人工知能「ResQ AI」に集約、アドダイス独自の技術「ソロモン・テクノロジー」で解析を行い、以下のサービスを提供します。

資料引用:アドダイス

1)ResQ ヒートスコアによる熱中症予防
バイタルデータから、ResQ AIが熱中症リスクを「ResQ ヒートスコア」としてスコア化します。
危険値を超えた場合、本人および管理者に対して熱中症リスクが高まっていることを即日通知し、対応を促します。
※ResQ ヒートスコアは、今回はβ版でのご提供となります。

資料引用:アドダイス ResQ AIによる労災防止サービスのイメージ

2)クラスター対策、健康経営実践、職業寿命延伸
ResQ AIは、皮膚温、血中酸素濃度、心拍数などのバイタルデータを解析し、不調の兆候や異常がある場合は、ご本人および管理者等にアラートを出し、気づきと早期対応を促します。

クラスター対策はもちろん、体調不良や異常をいち早く警告し行動を促すことにより、従業員の健康増進と職業寿命の延伸が望め、企業の健康経営実践を支援します。

3.熱中症予防に取り組む背景
職場における熱中症による死傷者数は、厚生労働省の発表によると過去10年間平均で、死傷者数639人、死亡者数21人。産業別にみると、運送業は建設業、製造業に次ぐ第3位となっています。

また、近年のヒートアイランド現象等による気温上昇やマスク着用等、現場作業における熱中症リスクのさらなる高まりが指摘されています。気づいたときにはすでに熱中症が発生しているケースも多く、業務中にできる対策も限られるため、現場で働く方々の健康をいかに守っていくかが、運輸・運送・倉庫業にとって喫緊の課題となっています。

すべての人のWell-beingの実現を目指す「ResQ AI」

アドダイスは、独自AI技術「ソロモン・テクノロジー」に基づくAI開発を通じて、社会の様々な課題解決に挑むAIスタートアップです。超高齢化が加速する今、この技術を人の健康に活かすべく、AIを活用したヘルスケア(ライフスタイル医学AI®)の研究開発を進めています。

特に、病気になる手前の状態(未病)をAIで早期に発見し、警告を発してユーザーの健康を守る「未病AI」「健康見守りAI」の実用化に向けて、いま国内外各地で実証実験を展開しています。

今回β版でご提供する「ResQ ヒートスコア」は、近年の夏期気温上昇を受けて高まる熱中症予防ニーズにお応えするものです。アドダイスは今回の労災防止サービスを通じて、より実用的なスコアへと進化を目指します。

今後、ResQ AIは、認知症対策、心疾患などカバー範囲をさらに広げ、すべての人の健康寿命延伸、Well-beingの実現を目指して参ります。

おわりに

アドダイスのResQ AIは、昨年から国内外で数々のイノベーションチャレンジ、アクセラレータープログラム、各種プロジェクトなどに採択されている。
現在、全国各地の大学、研究機関、病院、自治体、他企業と連携し数多くの実証実験を展開している。

先月の7月8日には、山梨県中央市、株式会社アルプス、豊前医化株式会社と共同で、健康見守りAI「ResQ AI(レスキューAI)」を活用した実証実験を実施すると発表している。

折しも「第7波」直前というタイミングでもある。
この組み合わせを推測するとすれば、遠隔診察を進めている市政方針や健康観察の意味合いもあるが、コロナ病状の経過観察にも実証実験として利用されているのだろう。
もちろん、医療の献身的な活動があるのが根底にしても、すべてをマンパワーで察知することは、今の現状では不可能。そこに、簡易的なウェアラブルデバイスを介しての健康観察は医療の現場、そして、患者当人にも負担が軽減される。
さまざまな要因はあるだろうが、8月現在の集計から山梨県の感染者数を全都道府県ランキングでみても、下から7番目。数値的にも、関東甲信越内では比較的に安全圏に位置している。

ヘルスケアデータが、グローバル企業の「GAFA」に集約される世界的潮流の中で、日本の風土気候や地域別や職業別、年代別、性別別といった健康データを国内のスタートアップ企業が独自のAI解析で「未病」を察知するチャレンジは、長寿国日本を支える存在となる力を秘めてるのかもしれません。
注目していきたいと思います。


参考・関連情報・お問い合わせなど

□株式会社アドダイス
リリースニュース:https://ad-dice.com/news/pressrelease-resq-ai-heatstroke/
メール:press@ad-dice.com
電話番号:090-5524-0663(担当・伊東大輔)

独自のAI技術「SoLoMoN® テクノロジー(特許6302954)」に立脚したAIソリューションで、社会課題の解決に挑戦するスタートアップ企業。

ResQ AIのほか、生産現場等で導入が進む画像解析AI、施設管理・空調制御AIなど、IoTによる検査・制御を自動化する自律型AI<SoLoMoNシリーズ>を展開し、社会が抱える様々な課題の解決に挑戦しています。

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